武蔵野市は防災無線(だけ)は静か
「アメニティ」の14号という15年ほど前の号に、武蔵野市役所の防災無線担当者へのインタビューがのっています。
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これによると、武蔵野市では「毎日夕方になるとチャイムを鳴らす」こと以外、災害時の緊急放送を除いて防災無線を使用していない、という内容でした。
ちょっと理由があり、武蔵野市に現在の防災無線の放送内容を問い合わせてみたところ、現在もまったく同様のようで、「毎日夕方に、音楽だけは鳴らしていますが、それ以外には使っていません」ということでした(チャイムではなく音楽と先方が言ったのは、私が「音楽は鳴らしていますか?」と質問したので、つられたのかもしれません)。

この号のインタビューでは、話のニュアンスが正確に反映されているとすれば、「防災無線を使って災害時以外に不要、不急な放送をするなんて考えたこともない」という、市の担当者からのある種の驚きが感じられますが、これは今回、私が電話をしてみても同じでした。
私が「振り込め詐欺に注意しましょうとか、子どもを見守りましょうとか、そういう放送をしていませんか」と質問したら、「なぜそんな放送が必要なのか、そのほうがわかりません」という、ちょっと驚きが混じったような返事が返ってくるくらいでした。
それで「なぜ、そういう放送をしないのか」という意味での市民からの(私たちとは逆の意味での)苦情や問い合わせはありませんか、と質問すると「聞いたことはありませんね」だそう。
これで少なくとも防災無線の騒音に関しては、今も武蔵野市は大変住みやすい町のようであることがわかりました。
(夕方のチャイム(あるいは音楽)も鳴らさなければ、もっと完璧ですが)。

よけいな放送をしないからといって、武蔵野市の市民が「振り込め詐欺にすぐだまされる」「子どもがすぐいたずらをされる」「徘徊老人がなかなか見つからない」というような不都合はまったくないのですから、これらの放送はいっさい不要である、という良い見本になるはずなのですがねえ。

このような武蔵野市役所の考え方は、市のホームページにも掲載されていました。

「災害以外の情報を流した場合、市民の皆様に混乱を引き起こすおそれがあることなどから、防災行政無線により、防犯放送を行う考えはありません。」
http://www.city.musashino.lg.jp/faq/faq_machizukuri/faq_bosai/003026.html

また、防災無線の設置そのものに疑問はまったく感じていないようですが、「(防災無線は)屋外用であるため、屋内においては、放送の内容までは細かく聞こえづらいことがあるものの、むやみに音量を上げると、かえって反響して聞き取りにくくなる場合もあることから、適宜音量調整を行っているところです。」という、音量についてはそれなりに抑制する意識を持っていることもわかります。
ただし、「難聴地域の解消に向けて、設置可能な場所に屋外スピーカーの増設を行う予定になっています。」「地域住民の皆様に周知したうえで、設置工事を進めていきます。」など、防災無線の設置がエスカレートしていく可能性も感じさせられる書き方があるのは気になります。
http://www.city.musashino.lg.jp/faq/faq_machizukuri/faq_bosai/003025.html
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カテゴリ:武蔵野市
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