改札口からハンドマイクで大絶叫!
先日、東京メトロの東西線を(いつものように、嫌々ながら)利用したときのこと。人身事故があり、葛西駅かどこかで折り返し運転をしているという状況のようでした。
高田馬場駅では、駅の構内に入ったとたん、通路のあちこちに設置してあるスピーカー(ホーム以外にも、構内全体に無数とも言えるほどの数のスピーカーが、どことも知れず設置してあることに初めて気づき驚きました)から、そのむねの放送が流されていました。
その放送自体は、極端に大きな音量というわけではなく、また、葛西駅より向こうには行けない、ということを周知させるためにはやむを得ないとも思うので、ぎりぎり許容範囲の放送だと感じました(ただし、本当は駅の入口から改札までの間に、できるだけたくさん、目立つように張り紙をすれば十分。音で知らせるのは、目の見えない人たちのためだけと考えるべきだと思います)。

ただ許容範囲とはいえ、通路のすみずみにまで響き渡る放送の、「ねずみ一匹たりとも、この放送を聞かせずにはおくものか!」というほどのしつこさと、複雑な内容にもかかわらずその放送が合成音で、まるで「初音ミク」がしゃべっているかのような不快なイントネーションだったことにはへきえきしました。
東京メトロは、なぜ、あんな複雑で長い案内を、わざわざ聞き取りにくいおかしなイントネーションの合成音で流すのでしょう。駅員が肉声で話すより合成音のほうがいいと考える東京メトロも、その音声に違和感を表明しない利用者もどうかしています。そこまで「人間が嫌い」なのに、「絆が大切!」だの「もっと人と人とのふれあいを!」などと叫んで平気な顔をしているのだから、日本人というのはチョットオカシイデスネ。

しかし、一番の問題はその先です。
改札口に着いてみると、その横で駅員がハンドマイクを手に、「ただいまぁ!人身事故によりぃ!葛西駅でぇ!折り返し運転をおこなっていまぁす!大変ご迷惑をおかけしてぇ!」などと絶叫しているのです。
改札口の真横で、ですから、改札を通ろうとする乗客の耳から、一番遠いところで10メートルあまり、近いところではわずか数十センチという距離で、ハンドマイクを片手に駅員が絶叫しているのです。
これはひどい。
駅の構内に一歩入ったところから、えんえんと「葛西から先は不通」というアナウンスを聞かされて続けているのですから、乗客にその情報はもう十分届いています。
ましてや、改札口の周辺でも放送はエンドレスで流され続けているのですから、なぜ、わざわざその放送をかきけすような大絶叫アナウンスをする必要があるのでしょうか。
東京メトロの駅員は、自分たちのしている行為の目的や合理性を考える脳みそが、決定的に欠けている。
欠けていてもこちらに被害が及ばないなら、「バカだなあ」と横目で見ながら失笑していればすみますが、おそらく90デシベルはあるだろうハンドマイクでの大絶叫を、わずか数十センチの距離で無理やり聞かされるとなると、これはまぎれもなく音の暴力を受けているのと同じことになります。
東京メトロは、「駅員への暴力行為は許しません!」などと盛んに主張するくせに、「乗客に音の暴力を振るうのは大好き!」。
抵抗する手段のない被害者に、一方的に「これでもか! これでもか!」と音の暴力を振るい続ける東京メトロ。どんな暴力団よりも恐ろしいです。

このときは、急いでいたので苦情を言うことはできず、その代わり改札を通るときに、耳をふさぐポーズをしながら思い切り駅員をにらみつけてやりました。
駅員とは目があったので、こちらがにらんでいることはわかったはずですが、それでも顔色一つ変えず、一瞬たりともやめずに絶叫を続ける駅員のド根性というか空っぽな頭には、思わず背筋が寒くなってしまいました。
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