スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


カテゴリ:スポンサー広告
多摩センター駅前の「スリップ注意」はバカ看板の代表
 今回も、前回のエントリー「日常の生活圏から荒廃していくこの国の景観」の続きを、ちんたらちんたら書いていきます。

JR横浜線中山駅南口商店街.jpg

 この、JR横浜線中山駅前の景観があまりにも醜くて、思わず写真を撮ってしまったわけですが、ここにある醜さを構成している要素は、じつのところかなり単純です。

●高さも形もデザインもバラバラなビルと、その汚らしい並び方
●建物の壁面にへばりついているものはもちろんのこと、縦横あらゆる方向に飛び出して、攻撃的に人の視線を奪おうとする無数の商業看板・のぼり
●乱立する電柱と街灯。そこから延びて頭上を這い回るグロテスクな電線やケーブル類

 ほぼ、これだけです。
 商店街によっては、ここに「万国旗」だの「セルロイドのビラビラ造花」だのという、いかにも日本的でチープなアイテムが加わったりするのですから、じつは「中山駅前が特に醜い」ということもないのでしょう。

 それでも、一目見て「きったねええええ!」という印象を抱いたのは、この場所の場合、電線のインパクトが強烈だったからなのかもしれません。
 前回のエントリーで紹介した、松原隆一郎氏の著書『失われた景観―戦後日本が築いたもの』にも同じようなことが書いてありましたが、電線は道路に沿って延びているぶんには、まだ我慢できる。でも、中山駅前のように電線が道路を横切って、視野を分断するように這い回る光景は、見苦しくてとても耐えられるものではありません。

 ところで、松原氏はこの夏『無電柱革命』(まだ読んでないけど)という本を出版し、政治家にも働きかけ、電線を地中化する活動を進めているようです。ツイッターをちらっと見るとシンポジウムを開いたり、国会議員や全国の自治体首長とともに無電柱化を進める会を設立したりして、本格的に活躍されている様子です。

 言うまでもなく、私も地上から電柱や電線を減らすのは大賛成です。
 政治家や役人がこの問題に急に熱心になったのは、景観のことを考えたからではなく、「電柱は災害時に倒れたりして二次被害をもたらす」ことに気づいたのが主な理由じゃないのか。じつは、電線の地中化工事で生まれる利権がすんごいおいしいからなんじゃないのか。などと嫌みなことは言わず(言ってるけど)、本心から「少しでも無電柱化が進み、まともに見られる景観が増えればいいなあ」と思います。

 しかし、この国の汚らしい景観の中で、電柱や電線が占めている割合など、ごく一部に過ぎないのも事実です。また、景観に関しては電柱・電線だけでなく、前回までのエントリーで挙げたさまざまな点について、松原氏をはじめそれなりに多くの人(建築家や学者、ジャーナリストなど)が疑問を呈しています。

 ところが、そこからまったくと言っていいほど抜け落ちているのが、

●役所・警察・自治会・学校・PTAなどが立てる注意・道徳・スローガンの看板、のぼり、垂れ幕、ポスター、貼り紙

 の問題なのです。

 次の写真は、中山駅と同じく数カ月前に仕事で何度も通った、東京・多摩市の多摩センター駅南口に広がる、ペデストリアンデッキに立てられている看板です。この「スリップ注意」の看板を見て、何かおかしいと感じないでしょうか。
 自分がペデストリアンデッキ(空中回廊)を歩いていると想像しながら見れば、一瞬でわかるはず……だと思うのですが。

多摩センター駅前ペデストリアンデッキの交通看板01.jpg

多摩センター駅前ペデストリアンデッキの交通看板02.jpg

 私は一目合ったその日から、この超ウルトラスーパーエキサイティングバカ看板のことが忘れられなくなり、日毎にムカムカが迫り上がってきました。とても我慢できそうになかったので、数週間前、設置責任者である多摩市役所に電話をし、道路交通課の職員と話をしました。
 そのときの会話にはインド人もびっくり! ということで、また次回に続きます。
関連記事


カテゴリ:景観
TOP PAGE

 <<(次)たった一人の要求で立てられた「スリップ注意」のバカ看板

日常の生活圏から荒廃していくこの国の景観(前)>>
 
■パンくずリスト

TOP PAGE  >  スポンサー広告 >  景観 >  多摩センター駅前の「スリップ注意」はバカ看板の代表

■プロフィール

Author:H・K
市民グループ「静かな街を考える会」会員H・Kのブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

下記の「カテゴリ」から、気になるテーマを選ぶと読みやすいと思います。また「ブログ内検索」で検索すると、その言葉の含まれたエントリー一覧が表示されます。

「静かな街を考える会」については、このブログのトップエントリーで簡単にご説明しています。詳しくは「静かな街を考える会」のホームページをご覧ください。

■最新記事
■カテゴリ
■月別アーカイブ

■全記事表示リンク
■ブログ内検索

■会員の著書
■リンク
■RSSフィード
■QRコード

QR

■アクセスカウンター

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。