掃除をするが轟音は撒き散らすビックカメラの矛盾
 5、6年ぶりに東京・池袋の東口、ビックカメラとヤマダ電機が互い違いに睨み合っているあたりへ。あんなところへ行きたくないけど、用事ができたので仕方なく出掛けました。

 それにしても、あいかわらず気が狂った一角ですなあ。ビックとヤマダは店員の金切り声やスピーカーからの大音響を周囲に撒き散らし、原色ギトギトの看板や幟も下品で見ちゃいられない。
 今回、ヤマダ電機の壁面に大型ビジョン(大きさとしては『中型』ぐらいか)があって、爆音を垂れ流していることに初めて気づいたのですが、あんなもの以前からあったかなあ。久しぶりの池袋なので記憶が曖昧ですが。

 ビックとヤマダだけじゃありません。あそこの交差点は昔から「富士コンタクト」やその他の呼び込みがやかましくて、邪魔で、行くたびにうんざりします。
 「警察の許可を得ていないティッシュ配りや呼び込みは違法なんだから、ぼーっと見てないで取り締まったらどうなんだよ」と、駅ビルの外れの交番にねじ込もうか……と思ったら、その交番がなくなっていることにも初めて気づきました。
 まあ、轟音にしろ呼び込みにしろ、池袋に限らずどの繁華街も同じ。いまさら何を言っても無駄なのはわかりきっているし、どうでもいいや。

 今回、特に腹が立ったのは、歩道を掃除していたビックカメラの店員です。
 私が通りかかったとき、一人の店員が歩道に設置してある「なんだかよくわからない緑色の箱(いろんなところで見かける箱。消防関係か電気関係か知らないけど、何かの設備が収納してあるんでしょう)」を、ぞうきんで舐めるように拭いていました。

 「そりゃ感心。最近の若者にしてはあっぱれ、店の指導も立派じゃ!」と言いたくなるかもしれませんが、ちょっと待て。
 自分たちの設備でもない箱を磨き上げるという「善行」をする気があるのなら、その前にまず、自らが公共空間に放っているキチガイじみた騒音をやめたらどうなんだ。ただ歩道を掃いたり拭いたりすれば、それだけで街が「キレイ」になると思い込んでいるのだとすれば、あっぱれどころかただの「浅はか」です(でも、その「浅はか」な人間ばかりなのが日本人だからなあ)。
 たとえて言えば、ビックカメラのやっていることは「犬のうんちが汚いなあ。もっと街をキレイにしなきゃ駄目だよ!」などと言いながら掃除をしているくせに、自分自身がペッペペッペと道に唾を吐いているようなものです。汚いのはどっちも一緒だっての。

 しかも、この店員が掃除をしていたのはビックカメラではなく、隣のビルの前の歩道でした。
 わざわざ別の建物の前まで行き、これ見よがしに(どうせ「業務命令」なんでしょうが)歩道の掃除をする。けれども自分たちが「音」や「看板」で、どれだけ街を汚らしくしているかには絶対に気がつかないというこの矛盾。
 さっさと通り抜けようと急ぎ足で歩いたわずか数十秒の間にも、日本人の「あまりにもとんちんかんな環境意識」について、考えさせられてしまいました。

 ちなみに、私は年に一度ぐらい「やむを得ず」家電量販店を利用するとき(耳栓必須)、「お客様のご意見」みたいなものが貼り出されていると目を通します。しかし「アナウンスやBGM、店員の呼び込みがうるさい」という意見は、数年前、ヤマダ電機某店に貼ってあった、たった1枚を見たことがあるだけ(店からのしらじらしい返事付き)。

ヤマダ電機お客様ご意見.jpg

 これじゃあ、どうしようもありません。

 そういえば吉祥寺にできたヤマダ電機の新店舗も、店の前で店員がギャースカギャースカ喚き散らしながら、日がな一日両手をパンパン叩いています。
 私はこの「両手パンパン」をされると「おれは池の鯉じゃねえ! 犬でもねえ! よちよち歩きの幼児でもねえ! オラこんな村いやだ~」と腹が立ちますが、不快感をもよおすどころか「やあ、威勢がいいなあ」と喜ぶ人たちの感受性は、さっぱり理解できません。
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