みずほ銀行の店舗はやっぱりカオス
 ここ数年の間に腹が立ったスピーカー騒音のうち、モニターからの宣伝放送について。小ネタですが。

 ●私がよく利用するみずほ銀行の無人店舗は、天井のスピーカーから音楽を流し、さらに壁にもスピーカーを取り付けて、「振り込め詐欺に注意しましょう!」とエンドレスで放送していました。
 ところが2年近く前、急に振り込め詐欺注意放送がなくなり、やがて壁のスピーカーそのものが取り外されました。もう一つ耳障りなATMの操作音はピッピピッピとうるさいけど、フロアに流れるのが音楽だけになったのは嬉しいわい。そんなふうに一時は喜んでいたのですが――やっぱり甘かった。
 数カ月後、「店の入り口のすぐ内側」に液晶モニターが置かれ、「道路を歩く人に向けて」商品のCMを放送しながら「音声も」流し始めたからです。

 店内にモニターを置いて外向きに映像を流すのは、いまどきしょうがないかとあきらめます。バカでかいサイズの映像と大音響で町の環境を乱す屋外の街頭ビジョンと違って、32型くらいの液晶モニターから流れる映像(のみ)を外から見えるようにするだけなら、あれこれ言いません。
 でも、なんでわざわざ音声まで流すかね。モニターは「店の中」にあるんだから、音を出しても外には聞こえません。逆に店の中はスピーカーの音楽とモニターの音声(とATMの操作音)が入り混じって、振り込め詐欺注意放送が流れていたときと変わらないカオスな状態に戻ってしまいました。
 おそらく、「店の中にいる客には映像を見せられない(モニターは店の出入口にぴったりくっつけて設置しているから)けど、少しでも宣伝効果を上げてーし音声だけでも聞かせてやるぜ!」という腹づもりなんだろうけど、それならせめてスピーカーの音楽は切って欲しい。音声か音楽かどちらか一つにして欲しい。

 みずほ銀行がこの宣伝を始めてから、私は街でみずほの店舗を見かけると、ときおりチェックするようになったのですが、かなりの店で同じようにモニターを置いて音声も流しているようです。心の底からうんざりしますが「映像はともかく音は消してくれ。客が落ち着いてATMを操作できる店にしてくれよ」と頼んだところでどうせ無駄だろうし、今のところ何も言ってません。

●一昨年だったと思いますが、腕時計の修理をしてもらうため、東京・有楽町にあるセイコーのお客様相談室に行きました。
 ちょっとしたホテルのロビーのようなこの場所の雰囲気を台無しにしていたのも、やっぱりモニターからの宣伝放送。ソファのすぐ横に20型くらいのモニターがあり、ダルビッシュが出ている時計のCMが流れていました。

 客はこのソファで待っている間、テレビで放送しているのとは違うロングバージョンのCMを、耳元で何度も何度もエンドレスで聞かされます。私はなんだかんだで20分くらいいたので、十数回は同じCMを頭の中に刷り込まされました。

 映像なら目を向けなければ見えないけれど、音は嫌でも耳に入ります。せっかく、それなりの高級感(というと大げさだけど)があるセイコーのお客様相談室ですら、なんの疑問もなく同じCMを、繰り返し繰り返し流し続ける無神経さには、ほとほと呆れてしまいました。映像はともかく音は切っておくとか、モニターはソファから離れたところに設置して音量も最小限に絞るとか、せめてそれくらいの配慮はできないのか。

 まあ、銀行のATMを利用するのはせいぜい5分くらいだし、セイコーのお客様相談室に行くことなんてこれから先、あるかどうかわからないので、それ自体はどうでもいいやと思うしかありません。どちらもモニターやスピーカーを路上に出して、公共空間で音を垂れ流しているわけじゃなし、店の中がうるさいで済んでいるだけましだと考えるしかないのかもしれません。

 でも、こうした押しつけがましさや鈍感さは、スーパーやドラッグストア、家電量販店などのキチガイじみた宣伝放送と同質のものです。どこへ行っても「あれ買えー! これ買えー!」と無理やり聞かせ、聞かせられても平気な顔をしている大多数の人たちの神経は、いったいどうなっているのか相変わらず不思議です。
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Author:静かな街を考える会 別館
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