路上に響く「吉祥寺東亜会館」の爆音
 東京・吉祥寺の「吉祥寺東亜会館」に設置された街頭スクリーンは、その後も映像と音を押しつけがましく周囲に撒き散らしています。
 もっとも今のところ、画面のサイズが比較的小さめで、音量も道路の反対側にいると気がつかない程度の控えめなものにはなっています。
 聞こえにくいのはボリュームが小さいからだけでなく、そもそもあの場所は車や電車の暗騒音レベルが高くて音が埋もれてしまうからなのですが、「これじゃ通行人に聞こえないから、もっとボリュームを上げてやれ!」なんて、スクリーンを設置したパチンコ屋兼映画館の連中が考えなければいいのですが。

 いとも簡単にそんなふうに考え、公共の場に大音量の宣伝放送を撒き散らして平気でいるのが日本人(そして、その音を規制する条例があるのに適用しようともしないのが日本の役人)なのですが、このパチンコ屋兼映画館は街頭スクリーンのほかにも、腹の立つことをしでかしました。
 ビルの1階のJR中央線高架側がパチンコ屋の出入口になっているのですが、そこに(目視では確認できなかったのですが間違いなく)わざわざスピーカーを取り付けて、路上に向け大音量で音楽を流すようになったのです。

 私は吉祥寺に住んでいるわけでなく、用事で月に一度ぐらい行くだけです。必ずそのパチンコ屋の横を通るわけでもないのですが、あの出入口で以前からバカでかい音楽を鳴らしていた記憶はありません。
 それが1カ月ほど前に通ったところ、キーキーギャーギャーやかましいJ-POP(パチンコと関係あるのかどうか、そんなことは知りませんが)を、周囲に轟く大音量で流すようになっていて驚きました。

 あの音楽、パチンコ屋の並びにある専門学校の中にも響いているんじゃないのかな。職員や生徒は気にならないのだろうか。
 その学校の前は駅ビルの搬入口か何かになっていて、警備員がいつも立っているのですが、あの人たちは一日中轟音の音楽にさらされるようになって平気なんだろうか。
 パチンコ屋の正面にはJRの駅ビル「アトレ吉祥寺」の出入口もあります。さすがに扉が閉まっていれば中に聞こえることはないのでしょうが、客が出入りするために扉が開いたときは、店内にもあの強烈な音が侵入してくるでしょう。出入口の近くの店の店員は気にならないのでしょうか。
 まあ、アトレ吉祥寺自体、やかましいBGMや大声を張り上げる店員ばかりでうるさいのだから、外から轟音J-POPが聞こえてきたって、どうということもないのでしょう。

 パチンコ屋は店内から漏れてくる音楽、アナウンスや、玉のジャージャージャーという音がうるさいものですが、以前と比べればその騒音に腹が立つことは少なくなりました。
 それはパチンコ屋が駅前より郊外のロードサイドに店を出すようになって、前を通る機会が減ったとか、駅前でもショッピングセンターの中などに出店するようになって音が外に出にくくなったとか、(どのくらい、そんな前向きな対応をした店があるか知りませんが)二重扉などで周囲に音が漏れないよう対策をする店が増えてきたとか、そんなところが理由なのかな、と思っていました。
 もちろん、そんなことはおかまいなしに周囲に騒音を垂れ流したり、路上で絶叫客引きをしたりする店も相変わらず多くて腹が立ちますが、さすがにこの「吉祥寺東亜会館」のように(私の記憶が間違いでなければ)、今頃になってわざわざ屋外にスピーカーを取り付けて、大音量の音楽を流す店というのは珍しいような気がします。

 まあ、私はその轟音が響く道路を必ず通らなきゃならないというわけでもないので、今後は避けるようにするしかありません。
 で、街頭スクリーンといい屋外スピーカーといい、こんなことばかりするパチンコ屋兼映画館に、二度と行くことはないでしょう。今まで何度かこのビルの映画館「吉祥寺オデヲン」に映画を見に行ったことがあるのですが、もう行く気になりません。

 吉祥寺は「バウスシアター」が閉館してしまったし、吉祥寺オデヲンに二度と行かないとすると、残る映画館は「吉祥寺プラザ」だけということになります。
 吉祥寺プラザは昔ながらの単館系映画館です。シネコンのように、ロビーのモニターからやかましい予告編をエンドレスで放送したり、売店の店員が「ご一緒にポップコーンはいかがでしょーかあー!」なんて押しつけがましく叫んだりする映画館と比べれば、私はずっと好きなのですが、ここのネックは映画館のくせに、屋上にあるバッティングセンターの音が館内に聞こえてくること。
 映画を見ている間、ずっと「ゴロゴロゴロ~」というボールを回収する機械の音が響くのが気になって仕方ありません。
 あれをなんとかしてくれれば、もっと映画を見に行こうという気にもなるのですが、今どき単館映画館の経営なんて苦しいだろうし、改築する可能性はなさそうだなあ。

――――――

 追記

 また吉祥寺に行ったので、この東亜会館の様子を観察してきました。
 屋外スクリーンは相変わらずの状態。特に変化はないようです。
 中央線高架側入り口の爆音ですが、わざわざ配線工事をしたりして屋外スピーカーを設置したのではなく、自動ドアの前にラジカセを置いてフルボリュームで音楽を鳴らしているとわかりました。
 小さなラジカセ一つで、周囲に轟く大音量の音楽をいとも簡単に鳴らし、環境を一変させてしまう。スピーカー騒音の典型的な事例です。

 このラジカセからの音は、東京都の環境確保条例の条項のうち、いくつかに確実に違反しています。
 私は「この道路を通らない」と決めたし、地元住民でもないので面倒なことに首を突っ込む気はありませんが、通勤通学などで毎日ここを通っている人、この音を迷惑だとかおかしいと思う地元の人がいたら、条例の内容を確認のうえ武蔵野市に指導を依頼してはいかがでしょうか。
 そういう気持ちを持つ人がいるのなら……の話ですが。
関連記事


カテゴリ:武蔵野市
TOP PAGE

 <<(次)廃品回収車への110番回数(2014年8月)

住宅地でBBQはダメよ~ダメダメ!(前)>>
 
■パンくずリスト

TOP PAGE  >  武蔵野市 >  路上に響く「吉祥寺東亜会館」の爆音

■プロフィール

Author:S.B
市民グループ「静かな街を考える会」会員S.Bのブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

下記の「カテゴリ」から、気になるテーマを選ぶと読みやすいと思います。また「ブログ内検索」で検索すると、その言葉の含まれたエントリー一覧が表示されます。

「静かな街を考える会」については、このブログのトップエントリーで簡単にご説明しています。詳しくは「静かな街を考える会」のホームページをご覧ください。

■最新記事
■カテゴリ
■月別アーカイブ

■全記事表示リンク
■ブログ内検索

■会員の著書(上から順におすすめ)
■リンク
■RSSフィード
■QRコード

QR

■アクセスカウンター

FC2Ad