廃品回収車への110番回数(2014年7月)
 2014年7月の廃品回収車(不用品回収車)に対する110番通報は、1回でした。

 7月は10台近く廃品回収車が現れて、最近にしてはうるさい月でした。まあ、数年前なら10台なんて3日ぐらいで超えることも珍しくなかったので、その頃と比べればはるかにましと言えるでしょう。
 通報したのは1台だけでしたが、ほかにも3台ほど、家の前の路上を大音量のアナウンスでうろうろしました。面倒臭かったので放っておきましたが。

 最近の傾向としては、車体に屋号や電話番号を書いたり、アナウンスでこれらの情報を流したりする業者がほとんどいなくなったことが挙げられると思います。名前もわからない正体不明の業者ばかりうろついているという感じです。
 それが、大きな業者がチラシやネットでの集客に移行したからなのか、町を流すとしても屋号や電話番号を隠すようになったからなのか、私にはわかりません。わかったからといって「廃品回収業者が現れたら、とりあえず『うるさいので来てください』と110番する」ことに変わりありません。

 本当は「商売だろうがなんだろうが、町中でスピーカーから大音量を撒き散らすような行為はおかしい」という社会通念ができあがり、選挙カーから廃品回収まですべて禁止されるようになればいいのですが、天下の騒音鈍感国である日本でそんな状況がくることは(悲しいことに)望めません。
 だから、せめてもの対策として110番を続けるしかありません。

●2010年6月以降の110番回数

2010年6月  2回
2010年7月  5回
2010年8月  8回
2010年9月  7回
2010年10月  8回
2010年11月 14回
2010年12月  6回
2011年1月  4回
2011年2月  2回
2011年3月  1回
2011年4月  0回
2011年5月  1回
2011年6月  5回
2011年7月  5回
2011年8月  1回
2011年9月  5回
2011年10月  1回
2011年11月  7回
2011年12月  4回
2012年1月  3回
2012年2月  1回
2012年3月  1回
2012年4月  3回
2012年5月  2回
2012年6月  1回
2012年7月  2回
2012年8月  1回
2012年9月  2回
2012年10月  5回
2012年11月  3回
2012年12月  5回
2013年1月  1回
2013年2月  2回
2013年3月  4回
2013年4月  4回
2013年5月  0回
2013年6月  1回
2013年7月  2回
2013年8月  4回
2013年9月  0回
2013年10月  3回
2013年11月  1回
2013年12月  1回
2014年1月  1回
2014年2月  3回
2014年3月  1回
2014年4月  0回
2014年5月  1回
2014年6月  0回
2014年7月  1回

――――――

 朝日新聞のニュースサイト『法と経済のジャーナル』から

「都心に感じる治安悪化 なぜ違法行為が取り締まられないのか」
 Stephen Givens(スティーブン・ギブンズ)
 ギブンズ外国法事務弁護士事務所(東京都港区赤坂)所属

 石焼き芋屋の売り声、豆腐屋の笛の音、「火の用心」、5時のチャイム等々――、公の場で大きな音量で情報を放送する日本の伝統は長い。狭い日本において近所のうるさい工事現場、交通のがたがた、踏切の警報音、隣のテレビや夫婦喧嘩などの騒音公害はある程度しょうがない、お互いさまの世界だ。

 しかし電気拡声機による暴騒音は50年前に比べて大きく増え、問題を決定的に悪化させている。石焼き芋屋の売り声はもはや本人の生の肉声ではなく、あらかじめ機械で録音したアナウンスの声が大音量でスピーカーから流れるようになった。街宣車、選挙運動者、廃品回収車もスピーカーを使って大音量で近所を撹乱する。

 騒音公害の最先端は週末の渋谷や新宿で目撃できる。交差点、センター街の複数の街頭スクリーンから流れる宣伝やJポップス、そして最近では、大音量を発する巨大な広告宣伝車、アルバム宣伝車が交通の流れをも妨げている。

 その他の具体例:公の道路・道端の占拠に類する違法・迷惑行為、迷惑駐車。公の歩道に勝手に設置された店舗の看板、コインパーキングの標識、コーン、電柱に張られた売り物件の宣伝。地下鉄の床、公園の地面に誰かが忘れた缶コーヒーの空き缶。早朝に都の回収車より先に来るリサイクルゴミの不法回収者。

 客観的に証明できないが、この類の迷惑も増えているように感じる。

 これらの迷惑行為のほとんどは法律で禁じられている。大音量は東京都の「拡声機による暴騒音の規制に関する条例」で禁じられている。廃品回収事業は特別な免許が必要だが、許可を受けていない違法業者が多く、無料回収をうたって料金を要求する、有料で回収したものを不法投棄するなどの問題が発生している。公有地にもの、看板、標識を設置することももちろん違法。しかし、警察がこの行為を取り締まらない結果、違法行為が実質的に合法になる。

 お互いさまの世界であれば、迷惑行為は許しやすい。宅配便トラックの違法駐車は確かに迷惑だが、自分自身が毎日宅配便の配達を受けていることを考えると、まぁいいかと思う。隣の家の工事はうるさいが、そのうち我が家の増築の日もくるかもしれない。しかし、現在増えている迷惑行為の大多数はギブ・アンド・テークという類ではなく一方的な犯人の利益・都合のために公の資源・空間を私物化する反社会的な行為だ。村社会の我慢、自分の権利を主張しないことになれ過ぎている日本人は意外に双方的な迷惑と「皆」の財産の一方的な収用の区別を認識していないように感じる。

 続きはこちら
 またはキャプチャ画像で。
 都心に感じる治安悪化 なぜ違法行為が取り締まられないのか.jpg
――――――

 「都心(日本)の治安が悪化している」という表現は違うと思うのですが(その理由や根拠は、さんざんこのブログに書いているので繰り返しません)、スピーカー騒音にしろ違法看板にしろ、治安以前の「迷惑行為」が野放しになっているのは事実です。
 迷惑どころか、日本人というのは「ああしましょう、こうしましょう!」「ご注意ください、お気をつけください!」「みなさんにお知らせです!」といったメッセージを押しつけられる行為を、むしろ「喜んで」しまっているのだから始末に負えません。

 そういう意味では、<現在増えている迷惑行為の大多数はギブ・アンド・テークという類ではなく一方的な犯人の利益・都合のために公の資源・空間を私物化する反社会的な行為だ>という指摘はちょっと違っていて、むしろ、それらの行為を「大多数の人が反社会的行為だと思って“いない”」から問題なのです。

 <村社会の我慢、自分の権利を主張しないことになれ過ぎている日本人は意外に双方的な迷惑と「皆」の財産の一方的な収用の区別を認識していないように感じる>という指摘は、そのとおり。意外でもなんでもありませんね。
 日本にスピーカー騒音や迷惑看板などが溢れかえるのは、さまざまな要因が絡み合ってのことだと思いますが、その一つが日本人の「公共意識の低さ」なのは間違いありません。
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カテゴリ:廃品回収・移動販売
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