防災無線で高校野球の結果を「大本営発表」
 やれやれ。先日の朝日新聞の記事から。

――――――

大島の夏

(2)防災無線で勝利届けたい

 ◆支えられ苦境乗り越える

 □大島高・天野一道監督

 大島の夏。(高校野球の予選が始まると)試合結果は防災無線で島中に流れ、勝てば島は沸く。初戦は7月12日。「できるだけ、長い夏にしよう」。それが、島に「日常」を取り戻すきっかけになればいい。天野監督はそう願っている。

伊豆大島防災無線.jpg

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 だ、そうです。すごいですねー。
 野球に限らずスポーツなんて、当人たちの趣味、楽しみでやればいいことだし、そうであるほうがよほど健全なのに、朝日新聞にかかると、自治体の設備である防災無線を使って、まるで大本営発表のように自社のイベントの結果を放送することまで「いいこと」になってしまうわけですか。
 すごいですねー。
 野球の結果を流すことの、どこが「防災」無線の役目なんでしょう?

 この前段では、

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 「部員はみな、野球ができる喜びをかみしめてくれている。それで十分」。(島への)恩返し、などとプレッシャーをかけるつもりもない。「そんな大きなものは背負わなくていい」

――――――
 
 なんて書いてあるけど、試合結果を防災無線で流すなんて、それこそプレッシャーをかける最大の要因、「大きなものを背負わせる」ことにつながるんじゃないの?
 子供に何を背負わせようが背負わせまいがどうでもいいし、高校生たちがそれをどう感じようが赤の他人のことなんか知ったこっちゃありませんが、言ってることが矛盾だらけですね。

 それに、高校野球の結果だけ防災無線で流す、というのもおかしな話でしょう。バスケットボールでも卓球でも、なんでもいいけど島の学校にはいろんな部があって、それぞれに一生懸命練習や試合をしてるんじゃないの?
 どうせ野球だけ特別扱いして、ほかの試合の結果は流していないんだろうけど、それって「差別」ですよね。この疑問については、どう答えてくれるんでしょうか。

 差別、絶対に許さないぞおおおおおおー!

 ま、高校野球の結果みたいなどうでもいいことまで、防災無線を使って大本営発表する自治体って、伊豆大島だけじゃないですからね。「●●町の××さんがお亡くなりになりました。葬儀は3日午後1時から▲▲で」だの、「みなさん、今日も1日笑顔で過ごしましょう!」だの、災害放送、避難放送以外の「どーでもいい」放送を日常的に垂れ流す自治体は、日本中に山のようにあるようです。

 私が住んでいる市では、夕方の音楽以外の放送は(基本的に)ありません。「振り込め詐欺に気をつけましょう」の放送が一時期ありましたが、私が苦情を言ってやめさせました。
 それでも、音楽だけでも苦痛です。毎日毎日、聞きたくもない音楽を大音量で流されて、その間は耳を塞いで耐えています。
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