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「ピンポーン」が聞こえないのはBGMがうるさいから!
 前回の続き。

 某日。
 ある食品メーカーの工場の前を通りかかったら、いきなり「車が出ますご注意ください! 車が出ますご注意ください! 車が出ますご注意ください! 車が出ますご注意ください!」の耳をつんざくスピーカー音を聞かされました。別の場所の録音ですが、こんな感じ
 今までに何度も通った工場の前ですが、門にスピーカーが取り付けてあることに初めて気づきました。

 あまりのけたたましさに腹が立ったので、しばらく立ち止まって様子をうかがってみました(暇だね)。
 というのは、こんな連呼を聞かせるからには、すぐに(工場なので)トラックか何かが出てくるはず。商業施設やオフィスビルなら、駐車場から車が来る様子がすぐわかるのに、このときは門の中に見える駐車場から、何も出てくる気配がなく不思議だったからです。

 2分ほど様子を見ていたのですが、やはりトラックも乗用車も出てきませんでした。駐車場で動いてる車もなし。門の横にある警備員の詰所では、警備員のおっさんが下を向いて書類か何かをずっと見ていました。

 うーん。
 どうして、車が出るわけでもないのに、平気で「車が出ますご注意ください! 車が出ますご注意ください!」なんて、けたたましい「ウソ放送」を撒き散らすことができるんだろう。
 防災無線にしろ駅のアナウンスにしろ、日本には人を耳を「ロバの耳」にするウソ放送ばかりあふれかえっていますが、こんなところでも聞かされるとはね。

 それに「車が来ないのに注意音を鳴らしてしまった」のがたまたまのミスだったとしても、別のエントリーにも何度も書いているとおり、そもそも「車が出るから(左に曲がるから、右に曲がるから、バックするから)注意しろ!」と、アナウンスやボイスアラームで歩行者に命令するのはおかしいのです。
 歩行者に注意すべきは車の運転手なんだから、アナウンスを流すなら「車を出します歩行者に注意しましょう! 左に曲がります歩行者に注意しましょう! 右に曲がります歩行者に注意しましょう! 左に曲がります歩行者に注意しましょう!」と、運転席で運転手に向けて注意放送を流すべきなのです。

 また、工場の門で警備員がいるのなら、スピーカーで「車が出ますご注意ください!」と、歩行者を蹴散らすような放送をするのではなく、なぜ、警備員が出てきて「オーライ」と誘導しないのか。そうやって「人間の手」で何かをするために警備員がいるんだろうに。
 「人と人とのふれあいを大切にしよう!」なんて言うわりに、日本人ってこういう機械任せの無機質な行為が大好き。「本当は“ふれあい”なんて、誰も求めてないんだろ。本音で言ってみろよ」と、挑発してやりたくなります。

 次に、ヤマト運輸の営業所へ。
 私はコンビニには極力行かないようにしているので、宅急便を出すときは、できるだけヤマトの営業所を利用することにしています。ヤマトのほうが、まだコンビニのロボット店員よりましだから……なのですが、結局、どんどん差がなくなりつつあるようです。
 コンビニと同じように、店員が「目の前50cmのところにいる人に向かって、大声張り上げて『いらっしゃいませこんにちはーーー!』と叫ぶ」なんて当たり前。
 この日、特に腹が立ったのはこんなやりとりです。

 私が荷物を渡し、タイミングを見計らって「支払いはSuicaで」と言い、店員が「Suicaですねー」と言い、端末をいじってわずか5秒後に「お支払いはSuicaでよろしかったですねーーーー」。
 ……。

 この人は、たった5秒前に言われたこと、しかも自分で端末を操作して「Suicaで支払い」とわかっていることについて、なんでいちいちプログラムされた機械みたいに聞き返すんだろう。
 私はこういう非人間的な対応が大嫌いで、ファミレスなどの「ハンバーグセットお一つ、以上でよろしかったでしょーかあー」にしろなんにしろ、聞き返されると「さっき、そう言っただろ」と言い返します(これが嫌だから、ファミレスなんてもうほとんど行きませんが)。
 ま、そういうときの店員の反応は、「たいへんしつれいいたしましたー」と棒読みの返事をするか、右から左へ聞き流して「しつれいいたしまーーす」とか「しょうしょうおまちくださーーーい」とだけ言っていなくなるか、たいていはそんなところですが。

 この日のヤマトの店員は、「お支払いはSuicaでよろしかったですねーーーー」と言ったあと、返事を求めてじーっとこちらを見ているので、やれやれと思いながら「さっき、そう言ったよね。わかってるんだよね」と言いました。すると「Suicaでよろしかったですねーーーー」と同じセリフを口にして、何事もなかったように端末を差し出してきたので、もうバカ負けするしかありません。

 この、どんなところにもはびこるようになった「オウム返し接客」、なんとかならんもんなのかね。
 でも、世の中の大多数の人は、こういう5歳児のままごとみたいに幼稚な接客を「確認してくれて親切だあ!」「やさしいわ!」なんて喜んでいるんだろうから、どうしようもないんやろね。みんな「ハイ! ハイ!」って声を張り上げて、うれしそうに子供みたいな返事してるもんね。

 その後、スーパーの「業務スーパー」で買い物。
 ここもBGMがうるさいわ、店員の接客も不愉快だわで行きたくないスーパーですが(ま、行きたいと思うスーパーなんて一つもありませんが)、行かなきゃ食い物が調達できないのでしょうがありません。

 この日、「おかしいなあ。どうしてこうなるんだろ」と思ったのは、こんなシーン。
 ちょうど夕方で店が混み始めたので、レジに一人しかいなかった店員がボタンを押して、ほかの店員を呼びました。店内にいる私の耳には、はっきり「ピンポーン」という呼び出し音が聞こえました。

 ところが、しばらくたっても応援の店員が来ない。もう一度レジの店員が呼び出しボタンを押して、ようやく気づいた店員がやって来ました。
 数分後、レジが空いたときに店員の会話が耳に入ったのですが、「呼び出しの音が聞こえなかったよー」「そうそう、ちょっと小さくて聞こえにくいんだよねー」

 悪いんだけどお嬢さん、「ピンポーン」の音は私の耳にはよく聞こえたし、もし聞こえにくかったとすれば、それは「ピンポーン」が小さいんじゃくて、BGMがうるさすぎるから。あなたたち店員が絶え間なく「いらっしゃいませこんちにはあああああーーーー」「どーぞごりよーくださああああーーーい」などと、大声を張り上げているからですよ。

 もっとBGMの音量を下げ、不要な「叫び」をやめれば、呼び出し音なんかすぐ聞こえる店内になるのに、どうしてそういう簡単なことに気づかないんだろう?
 音が聞こえにくかったらさらに音量を上げる、じゃなくて、周りの音を下げる、という発想ができない人ばかりなのが、不思議でなりません。

 本当に細かいことなのですが、その後レジで精算するときも、首をかしげてしまいました。
 買い物の値段が「2011円」だったので、私は5000円札と小銭で「5011円」出したつもりだったのですが、うっかり1円玉を1枚多く「5012円」出してしまいました。1円玉って小さいし指に張りついたりするから、たまにこうなることがあります(おれだけ?)

 こういうとき、 釣りがちょうど3000円になるよう出したつもりが、間違えて1円多くなってしまったのは「自明の理」なんだから、「あ、1円多いですね」とか言いながら先に返してくれれば「ありがとう(ニコッ」と、まさに“あたたか~いふれあい”になると思うのですが、この日の店員はなーんにも言わず、そのまま精算して「3001円のおかえしでーすありがとうございましたまたおこしくださいませーーーー」と、決まり切ったマニュアル通りの言葉を発するだけでした。

 こういう人間味のない接客というのは、「1円多いです、なんて言うとお客様に失礼かも」「バカにしたようにとられて気分を害されたら嫌だ」「“お客様”がとにかく怖い!」とか、いろんな心理的な葛藤の結果なんでしょう。
 私もまんざら、客商売をまったく知らないわけでもないので、意識的にか無意識にかは別として、そういう葛藤のあげく「決まったこと意外、何も言わない、何もしない。決まったことは、必要がなくてもしつこく言う、する」接客に流れていく風潮を理解できないわけじゃありません。

 でも、スピーカー騒音にしろマニュアル接客にしろ、本当にそれでいいのかもう少し考えてみよう、という世の中にならんもんなのかね、と思います。こんな出来事は、別にこの日行ったスーパーに限ったことじゃありません。
 日本の政治が! とか、国際情勢がっ! とか、そんな大きなことよりもっと足元で大事なものが、どんどんどんどん壊れていってるんですよ。
 こんな国がどうなろうが、知ったこっちゃありませんが、毎日毎日、こんなふうに不愉快な目に合わされるのは、もううんざりです。
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Author:静かな街を考える会 別館
市民グループ「静かな街を考える会」会員のブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

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