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支離滅裂な反原発デモの(屁)理屈
 私は原発推進派でも反原発派でもありません。物事には、どんなことでも賛成・反対があり得るし、「カレーとラーメン、どちらが日本の国民食か」と聞かれて「カレーだ!」「いやラーメンだ!」と激論を交わすようなたわいもない話なら「カレーだろ」と気軽に参戦することもできますが、原発を続けるべきかやめるべきかなどという、あまりにも多くの人が影響をこうむる問題について、自分でデータとにらめっこし、こめかみから血が吹き出るほど考え抜いて結論を出したわけでもないのに、軽々しく「賛成だ」「反対だ」などと言うことはできないと思うからです。
 だから私は「判断保留」、もしくはもっと無責任に「どっちでもいいよ」としか思っていません。まあ、ちょっとだけ「反対」と思っている程度ですね。

 特定秘密保護法についても集団的自衛権についても同じです。この二つは、原発よりもう少し強めに「反対」とは思ってますが、ヒステリックに「やめろおおおおおお!」と叫ぶつもりもありません。現時点では反対のつもりでいても、「やっぱ賛成かなあ」と揺らぐことは常にあるだろうし。
 物事を判断するときに、少しでも客観性を担保するには、ある程度のあいまいさを残しておくことって、白黒はっきり決めつけるよりよほど大切なんじゃねーの? ということです。

 しかし、世の中には思い込んだら命懸けとばかりに、自分の考えを他人に押しつけたがる人がいるもので、別に主義や主張を貫くのはかまわないのですが、興奮しすぎて冷静さを欠いた人というのはただのはた迷惑です。特に公の場で「音」という、聞きたくなくても防ぐ手段がない手法をとられると。

 先日の朝日新聞に、また反原発デモの記事が載っていました。先日というより、最近は毎日のように原発、特定秘密保護法、集団的自衛権あるいは改憲問題について「デモで叫んだ!」という煽り記事が載っているのですが、その記事でドイツ文学翻訳家の池田香代子という人のコメントを見て、ひっくり返ってしまいました。

――――――

 (首相官邸前の反原発デモで)ドイツ文学翻訳家の池田香代子さんは「脱原発の流れは止められない。私たちがあげてきた脱原発への声が響いている。太陽光発電のポテンシャルは東京が1位で、屋根が多い。もっと私たちはやらなければいけないことがあるし、選挙結果に結びついていないことに自覚的にならなくてはいけない」と訴えた。

反原発デモ.jpg

――――――

 『築地にある新聞社記者のおもろい「コント」』というエントリーで、批評家の小浜逸郎氏が特定秘密保護法に反対するデモと、そのデモを賛美する新聞の社説を揶揄した記事を紹介しましたが、これはまさに「その続きを書いてくれ」と言っているかのようなお笑いコメントです。

 「脱原発の流れは止められない」……いや、脱原発の流れなんかできてないでしょう。この流れというのは、大飯原発の運転差し止めを命じた判決のことを指しているのかもしれませんが、それが「流れ」などと言えるほど大きなものになっていないからこそ、この人たちは「原発やめろおおお!」と叫び続けてるんじゃないの?

 「私たちがあげてきた脱原発への声が響いている」……声が響いてるのは、あなたたちがそこで絶叫しているからでしょう。そりゃ響くよ(笑)。

 「もっと私たちはやらなければいけないことがある」……そう思ってるんだったら、人前でギャーギャー叫んでばかりいるより、その「やらなければいけないこと」をすればいいじゃない。

 「選挙結果に結びついていないことに自覚的にならなくてはいけない」……だから、「流れ」なんかきてないわけでしょ(笑)。

 なんかもう、言ってることが支離滅裂です。

 たったこれだけの短いコメントをあげつらうのは、意地が悪いのかもしれません。もしかすると現場では、もう少しまともなコメントを残したのに、紙面にはこんなふうに載ってしまったのかもしれません(新聞記者がコメントを「捏造」するのは常識だし)。でも、いくらなんでもこれは、自分たちの行動を「盛り過ぎ」じゃないんですかねえ。キャバクラ嬢の髪形じゃないんだからさ。

 それにこの人は翻訳家だそうですが(調べたら有名人なんですね)、自分が執筆でうんうん唸っているときにデモでギャースカギャースカ絶叫されても平気なんでしょうか。私なら「仕事ができん」と頭を抱えますが、「自分は気にならない」と言うなら、ずいぶん図太い神経をお持ちですこと。

 私はこういう人に、少なくとも「自分はデモの絶叫をうるさいとは思わないが、迷惑だと思う人もいるだろうなあ」と想像する力ぐらい持ってほしいのですが、それを望むのはとても無理な相談なんでしょうか?

 脱原発、反原発大いに結構。でも、もう少し落ちついて、冷静に、客観的に、自分たちの行動を組み立てることはできないんでしょうか。記事ではデモの動画も見られますが(朝日の記事は、読者登録しないと一部しか読めません)、百歩譲って演説だけならともかく、相変わらずやかましい太鼓を叩き絶叫するバカ騒ぎも繰り返しているみたいですし。

 それにさあ、この人は「流れ」なんて言葉を軽々しく使ってますが、世の中「流れ」ができればそれが「正義」なのか?

 私は知識人だの文化人だの、社会に影響力を持つと言われる人たちこそ、気分次第でどこにでも向かってしまう「大衆」の「流れ」を警戒して、そこに棹を差してでも冷静に議論するよう諭すことが求められると思うのですが、違うんでしょうか。
 そういう思慮はどこへやら、「この流れは、もう誰にも止められない!」なんて、安っぽいアクション映画のキャッチコピーみたいなセリフを吐いて悦に入ってる人たちは、「流れ」ができればイコール「正義」だと思っているんでしょうか?

 それなら、今の日本には「中国との衝突は避けられない!」だの「韓国との激突は必然だ!」だの、「この流れは止められない!」と言いたい人が山ほどいるんだから、その流れが「正義」になってしまうということになります。それでいいんでしょうか。
 主義主張にかかわらず、「これが流れだ!」とムードで周囲を巻き込むことの怖さを、日本人はいつになったら学習するんでしょう。「止められない流れ」ほど、怖いものはないと私は思うんですけどねえ……。

 ま、そんな話はともかくとして、私がなぜ、ここまで「デモ騒音」について腹を立てているかというと、この騒音が永田町だけでなく、最近は私が住んでいる東京の外れの住宅地にまで影響を及ぼしているからです。

 今年に入ってから、毎月一度以上のペースで共産党か、その関連団体の東京土建が、うちの周囲で「原発に反対しましょおおおおおお!」「特定秘密保護法に反対しましょおおおおおお!」「憲法9条を守りましょおおおおおお!」「東京土建に入りましょおおおおおお!」などと、演説や宣伝を繰り返すようになりました。車で走りながらのときはまだいいのですが、うちの近くに車を止めてがなり立てられた日には、もううんざりして仕事になりません。
 もともとこの手の連中は年に何度か現れていましたが、調子こいて月に一度もやって来るようになったのは、今の住まいに引っ越してから初めてのことです。

 また、先日はある駅の駅前で、やはり共産党の演説に遭遇してしまいました。その駅前にはここ10年近く、毎月何度か行っているのですが、小さい駅なので選挙期間中を除けば、政治家や政党の演説に出くわしたことなど一度もありませんでした。それがいきなり「憲法を守り、私たちの暮らしを守りましょおおおおおお!」。
 お前らの無神経な大声のほうが、よほど人様の暮らしを脅かしてるっちゅうの!

 こういう「デモや演説で絶叫すること」が、どんどん当たり前になっていく風潮。私にはその「流れ」のほうが、原発や特定秘密保護法などより、よほど恐ろしいですね。
 世の中には「デモや演説がうるさいなんて言うな! 大切なことを訴えてるんだよ!」と叫びたい連中が山のようにいるみたいですが、今、目の前にいる人様の大切な時間に配慮することができない人間に、そんな偉そうなことを言う資格はありませんよ。
 町中で叫び声を上げる、何かに取り憑かれてしまった人たちを見ると、私は江川のように「まあ、そう興奮しないで。冷静にやりましょう」と言いたくなりますね。
 ちょっとたとえが古いですが、わからない人はお父さんにでも聞いてください。
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Author:静かな街を考える会 別館
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