72回も110番して解決しないバイク騒音
 騒音問題に対する認識が甘過ぎるから、こういう事件が起きてしまうのです。先日の朝日新聞の記事。

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●騒音注意した男性を高校生らが集団で暴行した疑い

 警視庁は、三鷹市の高校2年の男子生徒ら17歳の少年4人を傷害の疑いで逮捕し、6日発表した。いずれも容疑を認めているという。
 少年事件課によると、4人は1月4日午前1時すぎ、調布市国領町の都営アパート駐輪場で、アパート自治会長の男性(61)にバイクの騒音を注意されたことに腹を立て、男性に馬乗りになって腹などを蹴るなどして、全治2週間のけがを負わせた疑いがある。
 駐輪場は少年らのたまり場になっており、昨年1年間で騒音の苦情など72件の110番通報があったという。

バイク騒音注意した男性を高校生が集団で暴行.jpg

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 1年間に72回の110番ということは、ほぼ5日に一度です。そこまで通報を重ねても、おそらく警察は「ここで騒ぐのはやめようね」くらいの軽い注意しかしなかったのでしょう。それがまず問題。

 自治会の人も、どうしてこんな連中のたまり場に、自ら乗り込んでしまったのか。乗り込むのはいいけれど、そういうときこそ警察を呼び、一緒に行っていればこんなことにはならなかったのに。事前に警察と「次にガキどもが現れたら連絡します。一緒に現場に行って、きれいさっぱり解決しましょう」と、打ち合わせをしておけばよかったのです。

 私がこのブログに書いている「スピーカー騒音」をはじめとするさまざまな騒音は、基本的に「社会に公認されない騒音問題」です。多くの人が「その音はいいことなんだよぉ~!!!」と、心の底から思い込んでいます。
 「そんな音は迷惑だし、むしろないほうがいいですよ」と説得しても、「人のやさしさをなんだと思ってるんだー!」「私はあの音で癒やされてるのよぉぉ!」などと歯をむいて激高するか、「ふん」と黙殺するか、「はあ?」とあきれ顔で思考を停止するか、まあ反応はそんなところです。
 個を圧殺して「みんな一緒なんだよ!」を押しつけてくるのは日本社会の宿命みたいなものだから、そこから発生するスピーカー騒音問題を根本から解決するのは不可能です。

 でも、この事件のようなバイク騒音というのは、100人中100人が「それは、うるさいよねえ」と思うであろう典型的な近隣騒音・迷惑騒音です。そんな騒音にも、ここまで対応がにぶいという現実には愕然としてしまいます。
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