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乗客に駆け込み乗車を促す阪急電鉄
 毎日新聞のサイトに載っていた記事。

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宝塚ニュース:阪急宝塚の駅メロ「すみれの花咲く頃」に

2014年03月06日

 宝塚歌劇が100周年を迎えることを記念して、阪急電鉄は21日から阪急・宝塚駅の発車メロディーを、宝塚線で「すみれの花咲く頃」に、今津線で「鉄腕アトム」に変えると発表した。

 「すみれの花咲く頃」は1930年上演の「パリゼット」の主題歌で、歌劇を象徴する。「鉄腕アトム」は、幼少期から20代半ばまで宝塚市で過ごした漫画家の故手塚治虫の代表作だ。

 それぞれ12秒に編曲して使う。阪急が各駅で流すのは原則共通のブザー音で、ご当地曲の使用は初めて。担当者は「出発時から宝塚らしさで、おもてなし」。【石戸諭】

宝塚駅駅メロ.jpg

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 はあ……また駅メロの増殖ですか……。

 日本人というのは、こういう屋上屋を重ねるようなことが大好きですね。何かを「する」ことには異様な情熱を傾けるけど、あえて「しない」ほうがいいこともあるんじゃないか、という発想がまったくできないようです。
 特にこの「おもてなし」という言葉が流行し始めてから、その傾向はますますひどくなっています。だいたい、どんな国にもその国ならではの「おもてなし」の仕方があるのは当たり前なのに、まるで「おもてなし」が世界に類を見ない、日本独自の文化のように考えている人たちが多すぎるような気がします。
 浅はかなブームに踊らされて、世の中におもてなしならぬ「ただの押しつけ」がますます氾濫していく一方なのだからやりきれません。

 それにしても、発車メロディーが12秒ですか。5、6秒ぐらいならともかく12秒はいくらなんでも長すぎる。「電車が発車すること」を知らせるのに、12秒も音を聞かせ続ける必要がどこにあるんでしょうか。そんなに長く音を鳴らさないと「あ、この電車は発車するな」とわからない人ばかりということなんでしょうか。阪急電鉄は、そういうふうに「乗客はみんなバカだらけ」と考えているということなんでしょうか。

 「この電車はもう発車するから、乗車お断り」ということを知らせるのに、12秒もだらだらだらだら音を鳴らすなんて、そんなやり方はサイン音としての機能を半ば放棄しているようなものです。最初に音が鳴ってから12秒たっても、まだその電車がドアを開けたままホームにいるというのでは、実質的に「発車のサイン音」になどなりはしません。
 サイン音というのは短い音で簡潔に「ドアを閉めるぞ」と知らせることに意味があるのだから、「ピーッ!」と数秒だけ笛を鳴らすなど、短くてわかりやすい音にするのが一番いいのです。
 12秒も音楽が鳴っていたら、それは実質的に「今のうちに急いで乗車しろよ!」と急かしているのと同じです。鉄道会社が乗客に駆け込み乗車を促して、いったい何がしたいのでしょうか?

 鉄道を安全に運行するために必要な機能やサービスを追い求めて、そこから自然ににじみ出てくる美しさや楽しさなら大歓迎。しかし、サイン音としての機能を放棄して(乗客をわざと危険な行為に誘導して)、ただの環境音楽にしかなっていない駅メロを押しつける行為には、本当にうんざりします。
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カテゴリ:駅・車内
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Author:静かな街を考える会 別館
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