ヨーカドーで受けた応援歌という「拷問」
巨人がセ・リーグの優勝を決めた数日後、イトーヨーカドーの店内でひどい目に合いました。巨人の応援歌が、とてつもない大音量で、エンドレスで流され続けていたからです。

ほかのエントリーに書いている通り、スーパーの中でも「騒音」がひときわすさまじいヨーカドーに、私は基本的に行かないようにしています。でも、このあたりではどうしてもヨーカドーでしか買えないものがあって、仕方なく足を向けたのが運の尽きでした。やっぱりやめればよかった……。

いつものうるさいマーチ風のBGMより、さらに大きな音量で、しかもエンドレスで「聞け! 聞け!」と押しつけられる巨人の応援歌……。
私ははっきり言ってアンチ巨人ですが、そんなことはこの場合、関係ありません。巨人だろうが阪神だろうが西武だろうが同じです。プロ野球のテーマソングだからということではなく、「どんな曲であっても」「同じ音楽を延々とエンドレスで」聞かれ続けて、我慢できるわけがありません。
こういう拷問にも等しいことを平気でできるヨーカドーの神経というのは、いったいどうなっているんでしょう。

映像にはサブリミナル効果と言われるものがあって、簡単に言えば「相手に気づかれない手法で、潜在意識にメッセージを刷り込む」ことだと思います。そしてこの手法は、テレビや映画などの業界では自主規制の対象になっているようです。
ヨーカドーの店内でエンドレスで聞かされ続けた巨人の応援歌は、「潜在意識」ではなく「意識」に働きかけてくるものですから「サブリミナル」ではありませんが、やり方としては似たようなものでしょう。むしろ、これ以上ないほど強烈な音による刷り込み効果を狙って、同じ音楽を繰り返し繰り返し聞くことを意識レベルで無理強いしてくるのですから、ある意味でサブリミナルよりもっとタチが悪いのではないでしょうか。

その証拠に私は、この曲をヨーカドーの店内にいる間に聞かされ続けて、すっかりメロディーが頭の中に刷り込まれてしまいました。歌詞だってサビの部分を覚えて(無理やり覚えされられて)しまったのです。
「ジャーイアーンツ、ジャーイアーンツー、ゆーけゆけーえそれーゆけ、きょーじーいんぐーんー!」

……最初のうちは、「こんなこと、犬に噛まれたと思って忘れなきゃ!」と思いましたが、いまだにこのメロディーや歌詞が頭の中から消えません。たぶんこれから一生、この「傷」を背負ったまま生きていかなきゃならないんでしょう(アンチ巨人なのに!)。
こんなふうに、「人の頭の中に無理やりメッセージを刷り込む」行為が悪質でないのなら、いったい何が「悪」なんでしょうか?

同時に私は、こんな洗脳まがいなことをされても、文句の一つも言わずにいる日本人という「徹底的に音に鈍感な人たち」の神経も理解できません。
私がヨーカドーに行ったのは巨人の優勝セールの最終日だったようですが(ほんとにタイミングが悪い!)、帰り際に「お客様ご意見箱」に張り出されていた意見を見ると、10枚近くあった用紙のうち、このエンドレスの応援歌について触れていたのは1枚だけ。
しかもそれは、「欲しかった商品が品切れだった許せん!」というような腹立ち紛れの「意見」の最後に、「世の中にはアンチ巨人も多いことをお忘れなく!」と、嫌みのように一言付け足してあっただけでした。「無理やり音楽を聞かせるな」という、「音」の問題の本質をとらえた意見とはとても思えません。
この優勝セール中には、おそらく何千人、何万人? という人がヨーカドーで買い物をしただろうに、ほんのわずかな人でも「うるさい、やめろ!」とは言わないんですね。

私はヨーカドーで働いている店員にも、腹立ちと同時に同情を覚えますよ。この応援歌が1回2分として、私は30分ほど店内にいたので15回くらい繰り返し、繰り返し聞かされ続けたわけですが、もし店員として6時間働いたら180回、8時間働いたら240回も、同じ曲を聞けと強いられることになるのですから。
店員のみなさんは、こんな拷問を受けて平気なんですか? よく正気を保てますね。
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