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景観を乱し危険な「不動産屋の捨て看板」
「音」以外で最近、猛烈に腹を立てていることを書きます。景観、中でもあまりにもひどい「不動産屋の捨て看板」についてです。

日本は「音環境」が最悪なのはもちろん、景観もどうしようもないと思います。これは都市計画がどうのとか、ビルや住宅など建物のデザインがどうしたという以前の問題で、そもそも、町中にむやみやたらと看板が多すぎる。
しかも「なくてはならない情報を伝えるために、これは必要だろう」と思える道路標識や案内板ならともかく、「ひったくりに注意」だの「挨拶をしましょう」だの、誰もろくに見ないしなんの実効性もない上っ面だけの看板を、行政や警察が自らそこかしこに立てまくり、「環境」を乱しまくっているという状況は、防災無線をはじめとする「音の環境破壊」とまったく同じ図式です。
そのあたりのことは別のエントリーにも書いているので繰り返しませんが、こういう景観を乱す看板の中でも最近、以前にも増してひどくなっていると私が感じているのが、「不動産屋の捨て看板」です。

昔から日本の町は電柱や道路標識などに、サラ金や風俗、そして不動産屋の看板が「違法なのに堂々と」貼られていて、それはもう見苦しいものでした。ただ、風俗の看板やビラについては、おそらく警察の取り締まりや世間の目が厳しくなったからでしょう、ほとんど町中で見かけることはなくなりました(公衆電話ボックスも減ってしまったし)。
また、サラ金の看板も、以前と比べれば見かけることがずっと少なくなったように思います。
しかし、相変わらず、というよりますますひどくなる一方なのが不動産屋の看板。中でも近年目に付くのが、カラーコーンに案内板を貼り付けて、路上に置くタイプの看板です。
例えば、

違法看板02.jpg

こんな感じ。この手の悪質な看板は、最近になってよく見かけるようになったように思うのですが、気のせいでしょうか。
たまたま写真に撮ったのはこの1枚だけですが、ほかにも住宅地の道路上、つまり人様の家の玄関先に堂々と置いたものや、交差点の四隅のガードレールすべてにこういう案内板を針金でくくりつけて、簡単には撤去できないようにしたもの、さらにはなんと、悪びれもせず車道の上に置いたものなどもあります。
こういうカラーコーンの看板は、歩道を狭くするので人がすれ違うとき邪魔になったり、自転車で走っているときにペダルをひっかけそうになったりすることもあって、「見苦しい」というだけでなく、もはや「危険物」というレベルなのです。

そしてもちろん、従来型の電柱や道路標識に貼り付けるタイプの看板も、

違法看板01.jpg

そこかしこにベタベタベタベタと貼られています。

ここにあげた写真は比較的、うちの周囲で撮影したものですが、こんな看板がやたらに増えたと感じるのは、べつに私の家の近くだけというわけではありません。あまり気がつく人がいないのかもしれませんが(なぜなのかな?)、身の回りをよ~く見てください。一般的な住宅地であれば多くの場所で、こういう看板がそこら中の電柱や路上にベタベタ貼り付けられて(置かれて)いるはずです。

私はもう我慢の限界に達したので、これらの写真を持って最寄りの交番に行き、「あまりにもひどいですよ。なんとかしましょうよ」と話をしました。対応した警官は「もちろん、これは軽犯罪法違反ですから、住民から相談があれば業者に『はがしなさい』と連絡したり、パトロール中に見かけたら撤去したりしています。ただ、この手の看板すべてに対応するのも、難しいんですよ」とのこと。
もちろん、難しいことはわかります。だって、こういう違法な看板の問題に関わっていたら、それだけで交番の業務が一日終わってしまうと言えるくらい、ベタベタベタベタそこら中に貼られているのが現状なのですから。

私は交番に行った後は警視庁の相談ダイヤルにも電話をして、同じように「最近、不動産の違法看板があまりにもひどすぎます。抜本的な対策をお願いします」と話しておきました(正確には、相談ダイヤルに電話をしたら「取り締まりの要望は広報課公聴係へ」と言われてかけ直したのですが)。

で、その数日後(日曜日の夕方)。これらの看板を撮影したのとは逆方向の住宅地を自転車で走っていると、道ばたの電柱すべてに別の不動産屋の看板がベタベタ貼り付けられていて、またもやブチ切れ。すぐ横を見ると、明らかにその看板の行き先である建売住宅の前に不動産屋の社員がいたので、私は自転車を止めて「あの看板はどういうことですか。違法なことはわかってますよね。私は自分が住んでいる町の景観をあんなもので汚されると我慢できないので、すぐに撤去してください」と言いました。

するとその不動産屋は、「すみません。あの看板は見学日にしている土日だけ貼っているので、もう、すぐにはがして帰ります」と返事をしました。
この人はわりあい低姿勢だったので(私が懐柔されただけ?)、せっかくだからと思っていろいろ話を聞いてみると、まあ、一口に不動産屋と言ってもやることは様々なようです。この業者のように物件の見学日の朝に看板を貼って、その日、帰るときにははがしていくタイプや、一度貼ったら何週間も何カ月も貼りっぱなしにするタイプ。最もひどいタイプでは、物件の売り出しが終わってもはがさず、完全に放置していく業者もいるとのこと。まあ、そのあたりは実感で想像がついていたことですが……。

そんな中、先日は、私の知り合いでマンションに住んでいる人が、「いつの間にかマンションの敷地内の電柱に、不動産屋が看板を貼っていた。長年住んでるけど、こんな勝手なことをされたのは初めてだ!」と激怒していました。やっぱり、不動産屋の「なりふりかまわぬ違法看板貼りまくり行為」は、ますますひどくなってるんじゃないのかなあ。

そう思って調べてみると、東京都都市整備局というところが毎年、都内の自治体や警察と「捨て看板等の共同除却キャンペーン」というものを実施していることを知りました。その内容について、あまり詳しいことはわからなかったのですが、この記事によると、

http://japan.techinsight.jp/2011/11/szk1111160455.html

平成23年に実施したキャンペーンで、除却した貼り紙や看板などは5732枚。そのうち、実に88.7%にあたる5082枚が不動産業のものだったそうです。金融業の看板が平成21年から2.8%→1.6%→0.3%、風俗営業の看板が7.5%→7.9%→4.2%と、その割合を減らしつつあるのに、不動産業の看板だけは84%→81.9%→88.7%なのですから、これは完全に高止まり、というか増えていると判断してもよさそうな状況です。

また、肝心の東京都都市整備局のサイトを見ると、

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/08/20n8f100.htm

平成24年には、約7500枚の捨て看板等の違反広告物を除却したそうです。ここでは業種別内訳などの情報がわからないのですが、なんと前年と比べて2000枚近くも除却した違法看板が増えているということです。サラ金や風俗の看板が明らかに減少傾向にある(しかも絶対数が少ない)ことを見れば、この増えた分はまるごと、不動産屋の看板と考えていいんじゃないか。私の実感としてはそうとしか思えません。

願わくば、上記の知り合いのように「マンションという私有地の中に看板を貼られたから」と怒るのではなく、一人でも多くの人が「私有地であろうがなかろうが、電柱や路上に勝手に看板を貼ったり、置いたりすること自体が違法であり、景観を乱す行為なのだ」という理由で怒ってほしい。そして、せめて、自分の家の前や店の前などにこんな貼り紙をされていたら、見つけ次第はがすくらいのことはしてほしい。
貼り紙じゃなくカラーコーンを置かれたら、撤去するのは面倒(置き場所や捨て方に困りますし)でしょうが、そのときは業者に言って「勝手なことをするな」と持ち帰らせるか、自治体や警察に連絡すればいいだけです。
私自身は、家の周囲の電柱や道路標識に貼られた看板は、できるだけはがして家に持ち帰り、そのままゴミとして出します。また、カラーコーンの場合は自治体に「撤去をお願いします」と連絡したことが何度かあります。そう言えば自治体は撤去してくれるんです。

私は、こんな看板ばかり目につく住宅地を通るたびに、「なぜ、みんなこの状況のひどさに気づかないんだろう。どうして自分の家の前にこんなものを貼られて(置かれて)、平気でいられるんだろう」と不思議に思うばかりです。
「うちの敷地じゃないもんね」と思わずに、誰に言われなくても家の前を掃除する人はたくさんいるのだから、そのとき、電柱にこういう看板が貼り付けられていたら、さっさとはがしてしまいませんか。

今のところ、根本的にこの問題を解決しようと思っても、自治体や警察は頼りになりません。
先に挙げた記事には「都は2001年に全国に先駆けて屋外広告物条例を改定し、『発見、即撤去』を初めて明文化した。都は今後も、都民や関係団体等と連携して違反広告物の取り締まりを進めていきたいとしている。」と書いてあったりするのですが、それを読んでも正直なところ「行政は、いったいどこまで本気で取り組んでるんだろう」と疑問に思うだけです。キャンペーンの協力団体には「東京都宅地建物取引業協会」「全日本不動産協会東京都本部」などというところが入ってたりしますが、本当に不動産業界に自浄能力があるのなら、ここまでひどい状況にはなっていないだろうと思います。

そもそも、繁華街の大型ビジョンやアドカーなど、明らかに「屋外広告物条例」や「環境確保条例」に違反している広告を一切取り締まろうとせず、いつまでも野放しにし続けているのは都や区などの自治体自身です。そういう日本人の「環境」に対する鈍感さを身に染みて味わわされている私には、自治体や不動産業界がどこまで本気で、違法看板の問題に取り組むつもりがあるのかなり疑問なのですが、それでも、こんなことは私人がどうこうできる問題ではありません。最終的には自治体や警察などに「目を覚まして」頑張ってもらうしかないのですから、そのための働きかけだけは、できる限りしてみるつもりです。

同じようなことを考えている人たちなのか、この「不動産屋の違法看板問題」に特化したブログを見つけたので、最後にリンクを貼っておきます。

違法な不動産業者の屋外広告撲滅ブログby維新太郎
http://ameblo.jp/ishintaro/

【悪質業者】電柱に貼られた不動産広告をモレなく晒すblog
http://takkenchan.blog.fc2.com/

カオリフェさんのサイト
http://town.zaq.ne.jp/u/bubfs804

あ、それから「カラーコーンタイプ」の看板と言えば、コンビニも最近、あまりにもひどくないでしょうか。
例えば、これ。

違法看板04.jpg

特に郊外では、駐車場を広く取ったコンビニが増えたので、なんとか車を誘導してやろうと、こんなふうに堂々と敷地の外、歩道の上に誘導看板を置いた店が目に付きます(なんと、これを車道の上に置いた店も見たことがある。やっぱりファミリーマートでしたが)。
こんな看板は明らかに違法だし、置き方によっては歩行者の邪魔、自転車の邪魔になって危険なのに、一向に取り締まりの対象にならないのはなぜなのでしょう。
コンビニ業界には、「コンプライアンス」という言葉がないんでしょうか。
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