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「都心の下町」もスピーカー騒音だらけ
先日、東京都心で下町情緒あふれる地域と言われる、谷中、根津、千駄木周辺をうろうろして日暮里駅まで歩きましたが、どこへ行っても耳障りなスピーカー騒音というものは、しつこくしつこくつきまとってくるものです。

まず、耳栓をして我慢しながら東京メトロに乗り、千代田線の根津駅に着いたとたん、A1出口の改札で大音量の「ピーンポーン」がお出迎え。すぐ横にあるトイレからは、「トイレはこちらです!」といったアナウンスが、これまたとてつもない大音量で流されていました。
根津駅なんてそれほど大きい駅ではないので、改札フロアも猫の額ほどの広さ。そこに響くトイレのアナウンスは、

http://bunkasouonn.blog.fc2.com/blog-entry-284.html

で「あまりにもうるさい」と書き、録音した音声をアップした都営大江戸線六本木駅のアナウンスよりも、さらにやかましいものでした。
改札口の「ピーンポーン」については、メトロはJRと比べれば音量が控えめな駅が多いような気がしていた(それがメトロの数少ない取り柄だと思っていた)のですが、根津駅のそれはとんでもない大音量で、もうこの時点でげんなり。
ところが。

ようやく轟音地帯を抜け、階段の踊り場に差し掛かった途端、またしても頭の上から降りかかってきたのはこの音。

根津駅風圧注意放送.mp3

「電車の進入、進出時の風圧にご注意ください」という、おせっかいなアナウンスでした。

風圧にご注意ねえ。そんなことをいちいち放送する意味って、なんなんだろう。アナウンスを流そうが流すまいが、電車が来るたびに強い風が吹くのは駅の構造的な欠陥なんだから、どうしようもないじゃないか。それに風が吹く直前に階段を歩きながら、絶妙のタイミングでこの放送を耳にして(ちゃんと内容を理解して、身構えて)、「ああ、このアナウンスのおかげで風が吹いても無事だった!」となる人が、いったいどれくらいいるというのでしょうか。

確かにこの駅は電車が来ると階段に強い風が吹きましたが、強いと言っても、別にすさまじい暴風でまともに人が歩けない、というほどひどいものじゃない。あの風で「歩けない!」「すっ転んで足を折ってしまう!」というほど体の弱い人は、そもそもこの階段を上り下りすることができないんじゃないでしょうか。
私には、こんなアナウンスはただ単に、「風が吹くと髪が乱れるのよね!」「書類を飛ばされて慌ててしまった。どうしてくれるんだ!」といった程度の、はっきり言えばどうでもいい「ご意見」をメトロが聞いて(あるいは、そういう苦情が来るのを防ぐために先回りして)、「とりあえずアナウンスでもしておくか」という安易な考えで流しているだけとしか思えません。

階段で強い風が吹く駅というと、丸ノ内線の中野坂上から荻窪方面にかけて、そういう構造の駅が多かったと思います。あのあたりの駅にはもう何年も行っていませんが、この調子では今ごろはどの駅の階段も、「風圧にご注意ください!」の連呼だらけになっているのでしょうか。私としては風圧より、よほど「音圧」に注意しなければなりませんが、それにしても風のことをここまで「驚異」と捉え、怯える人たちが、「音」についてはまるっきり無神経であることのほうが理解できません。

その後、用事を済ませて根津駅近くの喫茶店で休んでいたときに、表を何かの街宣車が通りました。右翼や政治家の演説カーといった感じではなかったので、どうせ赤十字か東京土建あたりの「騒音団体」なんでしょう。ギャーギャーわめいているだけで、いったい何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたが。

それから、西日暮里の駅を目指して歩き始めたのですが(メトロにはできる限り乗りたくないから)、適当に歩いていたらなぜか日暮里の駅前に出てしまいました。その途中で通った商店街の音環境もひどいものです。

「よみせ通り」という商店街ではスピーカーから、イージーリスニングの音楽を流していました。まあ、そんな商店街はありがちだから今さらどうのこうの言っても仕方ありませんが、信じられないのはその横に延びる「谷中ぎんざ」という商店街です(それにしても「夜店」や「銀座」、漢字で書けばいい言葉までなんでもかんでもひらがなにする、その風潮にまた腹が立ちます)。

ここはたぶん、テレビドラマだの映画だのでもロケーションに使われるような商店街なのでしょう。狭い道にぎっしりと店が並んでいて買い物客も多く、私にはそれほど「下町」の風情が感じられる場所とは思えませんでしたが、確かにそれなりに雰囲気のある商店街ではありました。外人さんの観光客が、大勢そぞろ歩きをしていたのもいいムードです。

ところが、その雰囲気を商店街が自らの手でぶち壊しているのが、やはりスピーカーから流している音楽。

谷中ぎんざ音楽.mp3

なんでしょうか、これ。浜崎あゆみ(それくらいしか名前を知らない)? 日本人なのにカタカナとかアルファベットの名前で歌を歌っているような人たちの曲? まあ誰でもいいのですが、この商店街は、こういったJ-POPだのラップだのばかりを、延々と鳴らしっぱなしにしているようです。

下町の商店街にこういう音楽を流すセンスって、どこから生まれてくるものなんでしょうか。私は商店街で音楽を鳴らされること自体が大嫌いですが、百歩譲って演出のためというのなら、「下町」が売りなんだから「谷中小唄」とか「台東区音頭」とか(そん曲があるかどうか知りませんが)、そういう「いかにも日本の下町」をイメージさせる曲でも流したほうがずっとましだと思います。
下町の商店街に自らの手で、なんの関連もないJ-POPを流してせっかくの雰囲気を台無しにする。こういう奇天烈な組み合わせをおかしいと思わない発想こそ、きっと日本人の「音」に対する鈍感さを示しているいい証拠なんでしょう。

ようやくたどり着いた日暮里駅。この駅を利用するのは生まれて初めてかもしれませんが、駅前にたむろする何人ものビラ配りのうっとおしいこと。何より腹が立ったのは、南口改札に上る階段の前に堂々と陣取って、マイクを使いえんえんと宣伝をがなり続けるパチンコ屋の店員です。

日暮里駅前パチンコ屋店員01.jpg

日暮里駅前パチンコ屋店員02.jpg

日暮里駅前パチンコ屋店員.MP3

この場所は明らかに「公道」であり「歩道」でしょう。階段の前、横断歩道の前という混雑する場所を占有しているだけでも邪魔なのに、前を通る通行人の耳元でマイク越しに宣伝を無理やり聞かせ続けていているのだから話になりません。
しかも場所を確認するためGoogleマップのストリートビューで見てみると、2010年の撮影でまったく同じ位置に、同じ店の店員が堂々と立っているのだからどうしようもない。もうすっかり、この場所は自分たちの店の敷地だと思い込んでいるのでしょうか。
まあ、こんなことをされても誰も文句を言わない、警察も何もしようとしないこんな国では、それが「当たり前の行為」なんでしょうけれども。

そして日暮里駅の南口改札が、これまたひどい。JRの駅ではもはや「流れていて当然」となってしまった旅行案内のアナウンスが、狭い改札口の中にうわんうわんと響き渡っていました。

日暮里駅旅行案内放送.MP3

この旅行案内のアナウンスについて、私は新宿などいくつかの駅の駅員に「あれだけはやめてくれ」と直接、苦情を言ったことがありますし、本会の会員も何人かが「列車に乗ることになんの関係もない、ただの宣伝アナウンスを無理やり聞かせられるのはおかしい」と苦情を言っています。

駅の改札口というのは、乗客が「どういう乗り継ぎをしようか」とか「運賃はいくらだろう」とか、そういうさまざまなことを考えながら切符を買ったり、路線図を見上げてにらめっこをしたりする場所です。鉄道の利用が現金からICカード主流になり、ケータイなどで乗り換えを調べられるようになったとはいえ、「改札口とはそういう場所」という基本は何も変わらないはずです。
にもかかわらずJRは、ああでもないこうでもないと考えている最中の乗客の耳に、無理やりこうしたアナウンスを聞かせてイライラさせることばかりしている。そういう「音の暴力」を振るってカネを使わせようとするJRのやり方は、本当にどうしようもなくひどいものだと思います。

カテゴリ:谷根千・日暮里
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■プロフィール

Author:H・K
市民グループ「静かな街を考える会」会員H・Kのブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

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