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「申し訳ありません」の連発はやめてくれ!
今日、あるスーパーでレジに並んでいたときのこと。
私の前で清算中の客(中年のおっさん)が、「あ、あ、あれ、あ、あれが欲しいんだけど。たばこ、たばこ」と、離れたレジの棚に並べてあるたばこを指さしました。
レジの店員は「ど、どれでしょうか」と言い、あわててその客と一緒にレジを離れ、たばこの棚まで取りに行きました。

当然その間、次に並んでいた私までレジの順番が回ってくることはありません。スーパーのレジに置いてあるたばこというのは棚に鍵をかけているので、取り出すのに時間がかかるのです。
すると、隣のレジにいた別の店員が「すいませんお客様、こちらへどうぞ」と、ちょうど手の空いたレジに私を誘導しましたが、私は移動するのも面倒だったので「別にいいです」。
すると店員が「申し訳ありません申し訳ありません」と連発。

やがて、たばこを取りに行った店員がレジに戻ってきて、私に向かって「すみませんすみません」。
たばこを買った客の精算が終わり、私の順番になったら、またしても「お待たせしました申し訳ありません申し訳ありません」と連発。

こういう場合、私はまず何よりも、ほかの品物と一緒にたばこを買いたいなら、最初からたばこを置いているレジに並ぶとか、途中でたばこを買い忘れたことに気づいたのなら、一度精算を終えてからもう一度別のレジに並び直すとか、そういう選択すらせず、わざわざレジから店員を連れ出してまでたばこを買い、後ろに並んでいる客に迷惑をかけてなんとも思わないこの「たばこ客」に腹が立ちますが、それはここでは置いておきます。なぜなら、これは単に「バカ」というだけの話だからです。

私が「本当にやめてほしい」と思うのは、店員が何度も何度も私に向かって「すみませんすみません」「申し訳ありません申し訳ありません」と連発し、謝り続けてくることです。
私は別に店員に対して「早くしろ、おせーんだよ、ちっ!」などと思っていない。そもそも悪いのは非常識な行為をして平然としている「たばこ客」であって店員ではない。スーパーの店員が、例えこういう客からでも「あれをくれ」と言われたらその通りにして、レジを離れざるを得ないのは理解できることです(「あちらのレジでお買い求めください」などと言おうものなら、こういう客はたちまち「なんだとぉ~、このぅお~」などとクレームをつけてくるのでしょうからね)。
それなのに、なぜ店員は「すみませんすみません」「申し訳ありません申し訳ありません」と、私に向かってここまでしつこく連発しないと気がすまないんでしょうか。
これではまるで、私が店員に悪意を抱き、「謝れ! 謝れ! 何度でもあやまらないと許さないぞ!」と、しつこく謝罪することを強制しているかのようです。

日本人は、どうしてこんなにも「すみませんすみません」「申し訳ありません申し訳ありません」と、自分が悪いわけでもないのに、簡単に謝罪の言葉を連発するんでしょうか。かえってそのことが人を(少なくとも私を)心の底から不愉快にさせます。

以前、こんなこともありました。
やはりあるスーパーで、私が言うところの「すれ違い挨拶」や「人間自動ドア挨拶」があまりにもしつこいので、中腰になって品出しをしていた店員(中年のおばさん)に「やめてください」と言ったところ、その店員はそのままペタンと床に膝をつき、まるっきり土下座をするような姿勢で「すみませんすみません」「はい、はい、お客様のおっしゃるとおりです、申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません」と、今にも泣きそうな顔をしながらうなだれて、謝罪の言葉を連発し始めたのです。

私が「あなた、こんなところで土下座なんかするのやめてくださいよ。私はそんなことをしてくれなんて、一言も言ってませんよ。ちゃんと立って人の話を聞いてください」と何度も何度も言っているのに、決して立ち上がろうとせず、まるで土下座をして謝罪の言葉を連発しなければ、この場から逃げることができないと固く信じ込んでいるかのように、ペコペコ頭を下げながら「申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません」。
「私が言っていることが理解できますか。そんな土下座はやめてください。立って人の話をきちんと聞いてくださいと言っているんです」と何度言っても、ただひたすら「申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません」と繰り返すだけ。
しまいには「話にならないから、もういいです」と、あきれて立ち去るしかありませんでした。

「人が何を言おうとしているかしっかり聞くことをせず、自分が何を求められているかを考えようともせず、とにかく何かを言われたら『すみませんすみません』『申し訳ありません申し訳ありません』と連発すればいい」と考えているとしか思えないこういう態度。私に言わせれば、これこそ人をバカにした態度です。
スーパーの床で土下座するなどという「人として最低の行為」をする前に、「しっかり人の話を聞く。人と話をする」という当たり前のことが、どうしてできないのか。
その店員が、「私は(店は)『すれ違い挨拶』や『人間自動ドア挨拶』は、こんな理由で必要だと思っているからやっているのです」という考えがあるのであれば、それを私に向かって言えばいいのに(そうすれば私も「でも~」と反論して、ようやく会話が成り立つわけです)、そもそも私の話を聞こうという意思すら見せないのだからどうしようもありません。
だいたいその店では、相変わらずその後も『すれ違い挨拶』や『人間自動ドア挨拶』が続いているのですから、「お客様のおっしゃるとおりです」もへったくれもないものです。なんという意味のない空疎な言葉なのか……。

本当のことかどうかは知りませんが、欧米人のようになんでもかんでも自分の主張ややっていることが正しいと信じ、「『すみません』と一言でも言ったら負け!」と思い込んでいる文化もどうかと思いますが、少なくとも日本人はちょっと安易に謝りすぎ。本心ではまったく正反対のことを考えていたり、「謝って当然のことをした」などと思っていなかったり、そもそも何も考えていなかったりするくせに、安易に謝罪の言葉ばかりを連発しすぎる。
謝罪というのは一見「美しい行為」に見えますが、実は日本では「あんたの話なんか絶対に聞くもんか!」という「バリヤー」になっているのだから始末に負えません(演説に「うるさい!」と言っても、「申し訳ありません、ご迷惑をおかけしております。え、さてー」と表面的な謝罪の言葉を連発するだけで、次の瞬間から平然とがなり立て続けるバカな政治家どもが典型的な例です)。

もう少し両方の文化が混ざり合った中庸の社会、つまり安易な「謝罪」(というバリヤー)で周囲を拒絶するだけでなく、同時に「一言たりとも謝るもんか!」と主張するだけでもない、「会話」と「相互理解」を重視する社会になってくれないものか。私はそう思います。
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Author:H・K
市民グループ「静かな街を考える会」会員H・Kのブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

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