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店員が私語をしてもいいじゃないか
私が不思議に思うことの一つに、日本人は飲食店やスーパー、コンビニなどの店舗で、店員同士が私語をしていると猛烈に腹を立てるという点があります。
腹を立てるといっても、その場で「おしゃべりなんかするな!」と言うのではなく、あとからネットやスーパーの「お客様ご意見箱」などに、恨みがましく「今日、どこそこの店で店員同士がおしゃべりをしていた。とっても不愉快!」「もっと真面目に仕事をしろ!」などと書き込む人が多いようです(ま、私も「店がうるさい!」としつこく書き込んでいるのですから、そういう意味では人のことは言えませんが)。

実は、私はこうして「店がうるさい!」と言い続けてますが、店員の私語については「店員同士がおしゃべりをして、なぜ悪いんだ?」と思っています。
もちろん、とてつもない大声を張り上げたり、周囲の雰囲気を乱したりするほどの勢いでおしゃべりをしたり(これは「うるさい!」に通ずる)、話に夢中になりすぎて接客をおろそかにしたりするのは論外ですが、そうではなく、余裕のあるときに声の大きさやテンションなどが常識的なおしゃべりをしても、接客さえ問題なくやってくれれば別にいいじゃないですか。
それなのに、「おしゃべりをするな!」と言いたがる人は、理由もなく「とにかく店員に私語をされるのが嫌だ! 不愉快だ!」と感じているように思います。

私は「人間が2人以上いれば、会話が生まれるのは当たり前」としか思いません。それがスーパーのレジでも、飲食店のカウンターでも同じこと。私語があったっていいじゃないですか。
繰り返しますが、そのせいで接客をいいがげんにされたとか、飲食物に唾が飛んで汚かったとか、そういう実害さえなければ、人間のいるところにおしゃべりがあるのは当然です。むしろ「仕事中は絶対に私語をするな! 機械のように黙って働け!」などと、経営者でもないのに要求するほうがおかしいと思います。
いったいなぜ、こんなことに不快感を覚えたり、おかしな要求をしたりする人ばかりなんでしょう?

まあ、だいたい理由はわかります。
一つは要するに、日本人の仕事に対する行き過ぎた勤勉さ。というより「融通のきかなさ」によるものでしょう。何も実害がないにもかかわらず、「仕事中は機械のように黙って働くべきだ! それが美徳だ!」そんなふうに思い込んでいる人間ばかりだということです。
ただ私語をしている店員がいただけで、「仕事に真剣さが足りないんじゃないですか!」などと、自分が雇っているわけでもないのに「もっと真面目に仕事をしろ!」と怒り、要求する人ばかり(「ご意見」には、ほとんどの場合こう書かれている)というのが、それを表していると思います。

もう一つは、公の場で個人が声を発することを徹底的に嫌い、あらゆる意味で「お上」の声に頼り切る日本人の性質が、こんなところにも表れているということ。これは店舗に限らず、駅でもどこでも同じです。

店員がちょっとでもおしゃべりをすると「うるさい!」「不愉快だ!」と騒ぎ立てるくせに、スピーカーから(機械を通した「お上の声」として)「ああしろ、こうしろ」「あれを買え、これを見ろ」と、おせっかいな放送を浴びせかけられることには、なんの苦痛も感じない。
そうやって「自分をなくし、指示された通りに動く(実際に動かないにしろ、指示され続けることになんの疑問も抱かない)」ことが体の芯まで行動原理になり、喜びになってしまっている大多数の日本人は、そこに割り込んでくる他人の私語という「生の声」が、たとえ実害がなくても「うるさい、不愉快だ!」と感じるのでしょう。
私のように、「私語なんか全然気にならない。スピーカーからの押しつけ放送(あるいは、決まり切ったマニュアル接客言葉や絶叫連呼)のほうがよほど不快だ」という人間とは、まるで正反対の感受性です。

店員の私語とスピーカー音(やマニュアル言葉、絶叫連呼)の、どちらが本当に不愉快ですかね?
「店員はおしゃべりをするな!」などと騒ぎ立てる人には、一度でいいから考えてみてほしいものです。
私はコンビニで「イラッシャイマセコンニチファータダイマヒキタテノコーヒーヲゴヨウイシテオリマスゼヒゴリヨウクダサアアアーーイ」などと無表情に連呼されるより、店員同士が「昨日のテスト、やべえんだよな」「マジかよ」などと私的なおしゃべりでもしているほうが、よほど「人間らしい」と思いますけどね。
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Author:H・K
市民グループ「静かな街を考える会」会員H・Kのブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

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