やっぱりあった「震災黙祷放送」その1
さきほど、私の住む市で防災無線による「震災黙祷放送」がありました。事前に広報紙では告知されていなかったので、ないのかと思ってましたが、やっぱり「横並び大好きな日本」ですから、そんなわけありませんでしたね。

時間は2時45分から48分にかけての4分間くらい。毎日流している「振り込め詐欺注意放送」や夕焼けの音楽と比べると妙に小さい音量だったので、私の家からは音が反響して気持ち悪いだけで、何を言ってるのかさっぱりわかりませんでした。
この「震災黙祷放送」も、毎年恒例になるんですかねえ。まあ、きっとそうなんでしょう。年に一度のこととはいえ、うんざりです。

震災の犠牲者を悼む気持ちが尊いことに間違いはありません。しかし、その気持ちの表し方は人それぞれでいいはず。
身近な人が震災の後、1週間後に遺体で見つかったから「自分にとってはその日その時間が黙祷のときだ」という判断があっていいし、3月11日の2時46分は静かに墓参りをしていたい、という人もいるでしょう。
もちろん、「自分は黙祷などしない」という考えもあってよいので、なぜ防災無線で一斉に同じ時間に同じ行動を強制されなければいけないのか、さっぱりわかりません。

おかしいのが、私の住む市の放送では上記の通り、2時45分から48分にかけて放送があったのですが、「今日は震災の日です黙祷に協力を」というような放送が45分から46分くらいにかけてあり、その後1分ほど沈黙して、48分くらいに「ありがとうございました」で終わったことです。これでは肝心の「46分」のときは拡声器でギャーギャーとアナウンスをしているわけで、まったく間の抜けた放送だと言わざるを得ません。
これは黙祷を捧げるどころか、むしろ震災の犠牲者を冒涜する行為ではないでしょうか。

さらに、私は「黙祷」というアナウンスがあってからの1分間、窓から外を観察してみたのですが、歩いたり自転車に乗ったり車を運転たりしている人を5人ほど見かけただけで、路上では誰一人黙祷などしていませんでした。
「白線の内側にお下がりください」「エスカレーターでは手すりにつかまり」などと同様、「日本人のロバの耳」はここでも健在だったというわけです。
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カテゴリ:防災無線・広報車・夜回り
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