鉄道会社のマッチポンプ体質
6月4日の朝日新聞から。

■「規制必要では」

 「携帯・スマホの歩きながらの使用は、思わぬけがや事故につながる場合があります。控えてください」

 JR東日本は今回の事故を受け、首都圏の主要駅や車内でそんなアナウンスを始めた。東京メトロも同様の放送を開始。近く啓発ポスターを作って各駅に張り出す予定という。

 携帯最大手のNTTドコモも、「歩きスマホが危険という問題意識をもっている」と啓発に力を入れ始めた。放送中のラジオCMで、母親が子供たちに「外で歩きながら使うと、とっても危ないの」と諭す場面を入れた。「危険です、スマホのながら歩き」という注意を最新機種の新聞広告などに入れている。

――――――

5月27日に、JR四ッ谷駅でスマホを見ながら歩いていた小5のガキが線路に転落した事故をきっかけに、鉄道会社がまた、よけいなアナウンスを始めたようです(真っ先に反応したのがJRと東京メトロというのが、いかにもというところ)。

私は今月はまだメトロには乗っておらず、JRに少し乗っただけで、そのときはこの放送を聞かされずにすみましたが、また、おせっかいな放送が一つ増えたかと思うとうんざりです。

もうさ、いいじゃん。
バカが線路に落ちて死のうがどうしようが、どうでもいいっての。こっちはスマホの画面なんか見ながら歩いてないし、そんな歩き方をすると危ないことは、誰に言われなくてもわかってるから、こんな幼稚なアナウンスを無理やり聞かされる必要はない。

スマホを見ながら歩いてくる奴がいたら、ヤクザみたいな明らかにアブナイ奴は別として(笑)、私は向こうがよけるまで自分からはどかないと決めている。実際、それで突き飛ばした相手は何人もいるけど、文句を言われても自業自得なんだから相手にしません。

だいたいドコモがCMに「外で歩きながら使うと、とっても危ないの」と、母親が子どもに諭す場面を入れるようになったそうですが、スマホの画面を見ながら歩いているのはガキだけじゃなく、いい年をした大人も「母親」も同じです。
「母親なら良識があって、何が危険な行為かわかっているから、子どもを諭すことができる」。そんな古臭い幻想にとらわれている時点で、現実が認識できていない証拠です。

東京メトロの駅や車内でまで、ケータイの通話やネットができるようになった(なってしまった)のは、つい先日のことだったと思います。以前にも同じようなことを書きましたが、そもそも駅のホームや車内という常に危険がつきまとう(と認識すべき)場所を、わざわざ通話だのネットだのができるよう整備して、そのせいでますますバカが増殖して線路に落ちたり、まともな乗客が電車に乗り降りすることの妨げになったりしているのだから、メトロのやっていることはおかしいのです。
地上なら、外から勝手に電波が入ってしまうから仕方がないとしても、そんなに駅や車内での「ながらスマホ」をやめさせたいなら、せめて地下駅や地下鉄の車内には電波が入らないようにすればいい。つまり元の状態に戻せばいい。それだけのことです。

バカのために設備投資をして、そのあげく駅や車内を危険にし、今度はその危険を抑えるため、関係のない者にまでよけいな(しかも実効性がないことは明らかな)アナウンスを聞かせ始める。
メトロのやっていることは、あまりにもちぐはぐすぎます。そういうのを「マッチポンプ」と言うんですわ。
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カテゴリ:駅・車内
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