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無人の道路に響く「緊急車両だ!」
かつてはサイレンだけですんでいたパトカーや救急車などの緊急車両が、近年はアナウンスまで流すようになった。
しかも実際に道を譲らない車がいるとか、無理に信号を渡りそうな歩行者がいるからといった道路の状況で判断して「必要なときに流す」のではなく、特に幹線道路ではほぼアナウンスを流しっ放しで走るようになった(少なくともうちの周囲ではそんな状況)。

先日は夜中の2時に、うちの近くの片側2車線の道路を、救急車がサイレン+アナウンスで走りました。夜中の2時、見渡せる範囲には車も歩行者も(私以外)誰もいないのに、無人の道路に向かってアナウンスを流す必要がどこにあるのか。
別の日には、屋外で電話をしている私から150メートル以上離れたところをにある幹線道路から聞こえてきたパトカーのアナウンスがうるさすぎて、「ごめん、声が聞こえないからあとでかけ直すわ」と電話を切りました。
耳をつんざく大音量というのはまさにあのことで、サイレンはともかく、そこまで大きな音でアナウンスをする必要がどこにあるのかまったく理解できない。

緊急車両のサイレンが昔より人の耳に聞こえなくなったとすれば、そこには2種類の理由が考えられます。

一つは「音そのものが聞こえない(聞こうとしない)」ということで、ウォークマンなどをしている人間が増えたせいで緊急車両のサイレンを人の耳に聞かせることが難しくなった。あるいはケータイで喋ったり、画面を見たりするのに一生懸命で、周囲の状況に気を配ろうとしない人間が増えた。高齢者が増え、耳が遠い人間が増えたという理由も考えられるでしょう。
もう一つは「サイレンはちゃんと聞こえているが、それを緊急車両の音だと認識し、邪魔にならないよう移動する」という当たり前の行動がとれない人間が増えたという理由です。

まず「音そのものが聞こえない(聞こうとしない)」人間が増えたのなら、「緊急車両のスムーズな通行のため、道でウォークマンを使うのはやめよう」とか「ケータイをしながら歩くのはやめよう」などと、警察や消防が主導してしっかり周知させる必要があるでしょう。
それをせず、ただ安易にアナウンスを流しても、「聞こえない(聞こうとしない)原因」を取り除かない限り、人に音を「聞かせる」ことができるようになるとは思えません。

次に「サイレンはちゃんと聞こえているが、それを緊急車両の音だと認識し、邪魔にならないよう移動する」という行動がとれない人間が増えたのなら、それは前者以上に問題でしょう。
緊急車両というのはサイレンを鳴らして来る。そしてサイレンが聞こえたらすみやかに道を譲る。それは小学生レベルで常識として教え込まれることです。それができない人間が増えたのなら、家庭や学校などで「緊急車両のサイレンが聞こえたら、邪魔にならないようにしましょう」という教育をしっかりすべき(学校よりむしろ会社で、「大人」を教育すべきか)であって、やはりアナウンスを流したからといって解決できる問題とは思えません。

緊急車両はまさに「緊急」の自動車で、急いで通る必要がある。その際のサイン音はなるべく単純で「あ、緊急車両が近づいてきた。避けよう」と、瞬時に判断できるものでなければ、サイン音としての意味がなくなる一方でしょう。
ところが、今はいちいち「これから通るのはパトカーだ。パトカーは緊急車両だ。左に曲がるぞ。右に曲がるぞ。歩行者はよけろ。車は脇に寄せろ」と、あれこれ具体的なことまでアナウンスしないと通用しないことになった。とすれば、それはむしろ緊急車両を運用している側にとっても大きな問題であって、ただ「アナウンスを加えて解決しよう」で思考をストップしても、今後、ますますろくなことにならないと思います。

まあ、電車の中でいちいち「暑かったら窓を開けろ」だの、「電車は揺れるからつり革につかまれ」だの、あまりにも当たり前のことまでいちいち指図しないと気がすまない、されないと気がすまない、そして「指図されてもしようとしない」のが日本人。「音が聞こえない(聞こうとしない)、聞こえても何もせずただ聞き流すだけ」という人間ばかりなのが日本。
「音に音を重ねるより、必要な音だけで通用する環境づくりをしたほうが、よほどいいじゃないか」と私は思いますが、世の中はむしろ「もっとうるさくして! もっと指示して!」の大合唱なのだから、緊急車両までやかましくなる一方なのも当然なんでしょう。
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カテゴリ:信号・車の警告音・緊急自動車
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Author:S.B
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