ダンスもサザンも「うるさい」のは一緒
湘南の海水浴場で、音楽が全面的に禁止されるというニュースがあります。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1304070010/

海の家での音楽放送が全面禁止、片瀬西浜海水浴場で今夏/藤沢:ローカルニュース - ニュース - カナロコ -- 神奈川新聞社

一読すると「日本人も少しは、静けさの価値に目覚めたか」と思えるような記事ですが、残念ながら私はそう楽観的には受け取っていません。

このニュースのポイントは、海岸で流している音楽が「ダンスミュージック」という点にあると思います。大人にとって「眉をひそめ」たくなるようなダンスミュージックで若者が踊り狂い、「真っ昼間から水着姿の男女が酒に酔って、ふらふらと住宅街にまで迷い込んで」きたり、「けんかや違法駐車」をしたりする。そういう行動が迷惑だから、その元凶である音楽をやめろと言っているわけです。

もちろん「やめろ」という声の中には、単純に「うるさいから」という声もある程度は含まれているでしょう。でも、もし、これが演歌とか、もっと一般受けするような歌謡曲とかだったらどうでしょう。
音としては同じ「うるささ」だったとしても、流れるのが大人にとっても耳ざわりのいい音楽で、若者が無軌道な行動をしなかったとしたら、たぶん「やめろ」という声はここまで大きくならなかったんじゃないかと私は想像します。
要するに「うるさいからやめろ」ではなく、「若者の行動が迷惑で公序良俗に反するから、その元になっている音楽をやめろ」という、そちらのほうに主眼が置かれている騒動ではないでしょうか(もちろん、その要求は当然ですが)。

もし、これが演歌だったら、今回「うるさい」と声を上げた人でも「やっぱサブちゃんはええなあ」なんて喜んで、文句など言わないんじゃないでしょうか(海岸でサブちゃんはないか)。
それこそサザンオールスターズだったら「サザンは湘南のシンボルだ!」なんて言って、絶対に文句など言わないんじゃないでしょうか。

私は「サザンだろうがなんだろうが、よけいな音を聞かせられる必要はない」と考えますし、「どんな音でも、聞きたくない者にとっては騒音だ」と思うし、そういう考えをもっと多くの人が持ってほしいと思っているのですが、今回の騒動の本質は「騒音」とはちょっと違うような印象を受けてしまいます。
言うまでもなく、結果として海岸や付近の住宅地が静かになるのなら、それはそれでいいことですけどね。
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