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日々浴びせかけられる「呪いの言葉」
私は言語学者じゃないので素人なりの表現しかできませんが、言葉本来の意味や役割、効果を考えず、ただ何かを「願う」ために膨大な言葉を浴びせ続けないと気がすまない日本人の日常にあふれる「言霊思想」というのは、もう「呪い」の域に達してると思います。
駅員の過剰なアナウンスやエスカレーターの注意放送、商業施設のアナウンスや店員のしつこい「イラッシャイマセー」、選挙カーからの無意味な連呼や演説、防災無線の乱用などすべてが同じ「呪いの言葉」。

しかも音だけじゃなく書き文字も同様。日本の町並みを象徴する無意味なマナー看板や「のぼり」の汚らしさときたら、もう目を覆うばかりです。
私は先日、ある町のある駅の周辺をうろうろしたとき、ほぼ50メートルごとに「車上荒らし多発地域!」と書かれた汚い看板がどこまでも並んでいるのを見て唖然としました。多発してるからなんなんだ? 「多発している」ところに「多発している」と書いた看板を立てていったい何をしたいんだ? そんなに自分の町の治安が悪いことをアピールし、自ら町並みを汚くして何がうれしいんだ?

「制限速度40km」と、簡潔に情報としてスピード制限の表示をすればすむところを、わざわざ湾曲な七五調の標語を書いた垂れ幕を作って掲げないと気がすまない日本人の呪術的な言霊信仰。「こう言えば、みんなわかってくれるよね!」と真綿で首を絞めるようにまわりくどい言い回しで同質性をアピールし、「そんな言い方では納得できない」と理屈でものを考えようとする者には一転して「何が何でも排除してやる!」と敵意をむき出しにする日本の村社会。こんな国に、私はほとほと愛想が尽きてます。
しかも、こうした「無意味な放送や標語の氾濫」が、音響機器や印刷機器の発達でどんどん進む一方なのだからもう始末に負えません。

たった10分、スーパーやコンビニにいるだけで、何度となく「二十歳以下のお客様にはタバコの販売はご遠慮させていただいております」「●●警察署からのお願いです。最近、振り込め詐欺が多発しています(ひったくりなどさまざまなバージョンあり)」「店内に危険物の持ち込みは固くお断りさせていただいております」などと、うんざりするほど「ご注意、ご注意!」と浴びせかけられて、しかも家に帰ってレシートを整理していたら、そこにまで「税の申告はお早めに」だの「振り込め詐欺にご注意ください」などと書いてある(スーパーと振り込め詐欺になんの関係があるんだよ!)。
こんな日常が当たり前なんだから、日本人はいくつになっても「ご飯の前には手を洗いなさい!」と親に注意されても平気(というか、ご注意されることがかまわれているようで大好き!)な幼稚園児みたいなものなんでしょう。

ちなみに、今年になって見た東京メトロのポスターで、もっともムカついたもの。
東京メトロポスター04
あのなあ。確かに今でもイヤホンの音漏れがうるさい乗客や、車内で携帯電話で話す迷惑な乗客がいるのは事実だけど、イヤホンの音漏れは音が漏れにくいイヤホンやノイズキャンセリングヘッドホンなどが普及してずいぶん少なくなったし、車内で携帯電話で話すのを徹底してやめさせたいんだったら、なぜメトロ自らが「どんどん話してください!」とばかりに、地下鉄の車内に携帯の電波が入るようにするんだよ。まったく理屈に合わない。
車内では静かにと啓発したいなら、そのとおりストレートに「車内ではお静かに」とでも書けばいいのに、わざわざ湾曲に、幼児に言って聞かせるような問いかけ調で書くこうしたポスター(メトロに限らずどの鉄道会社のポスターも同じようなもの)は本当に虫酸が走る。「なぜ気づかないの?」といっても、「気づかない」人間は「気づかない」んだから、「なぜ気づかないの?」と回りくどい言い方をしてもしょーがないんだよ。
だいたい、何度も何度もメトロには「一番うるさいのはアナウンスですよ」と苦情を言い続けてるのに、一向に改善される気配すらないんだから、利用者のほうこそメトロに言いたい。
「なぜ、うるさいアナウンスの迷惑さに気づかないの?」

つい先日は、JR青梅駅の駅員に「ご乗車の際はドアのボタンを押してください」という放送がうるさすぎると苦情を言いましたが、どうせ何も変わってはいないでしょう。
また、あの駅の改札口のすぐ横にあるトイレからは、けたたましい「障害者用トイレです」という放送が流されてしましたが、あんな放送も以前にはなかったような気がします。
どこもかしこも、ますますうるさくなる一方でうんざりします。
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Author:静かな街を考える会 別館
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