バリアフリーよりカードの勧誘ってか!
主に鉄道の駅で流している視覚障害者のための案内音の問題については、自分自身が視覚障害者でない以上、「いくら目が見えないといっても、こんな案内音はなくてもいいだろう」決めつけるような意見を言うことはできないし、してはいけないとは思っています。

まあ、私としては駅の構内で“本当に必要な”場所に限って案内音を流すことには反対しませんが、それにしても音量や放送回数、それからどんな音色の音源を使うのかについては、もっと繊細に考えてほしい。さらに、案内音を流すのならその周囲をもっと静かにさせる(店舗の絶叫呼び込みなどは禁止)こともセットで考えるべきだろう、そうでなければおかしいだろうとしか言いようがありません。
特にJRや東京メトロの場合、駅構内の階段やエスカレーター付近など、視覚障害者のための案内音を流しているすぐ横で、職員が大声を張り上げてクレジットカードなどの勧誘をしているのは日常茶飯事。その大声が視覚障害者にとって実害があるかないかは別として、どう考えても彼らのやっていること、つまり「せっかく流している案内音を、商売のための絶叫でかき消す」行為はおかしいし、彼らにとってしょせんバリアフリーだの人にやさしい駅だのというお題目なんて、絵に描いた餅程度の意味しかないということが、それだけで証明されていると思います。

ちなみに先日から、私が西武鉄道に「階段の案内音で鳥の鳴き声を流すのだけはやめてくれ」と苦情を言い続けているのに、西武は「法律で鳥の鳴き声と決められているから」いう返事ばかりしてくることは別のエントリーに書きましたが、この「階段から流す音は鳥の鳴き声と決められている」というのは事実誤認。鳥の鳴き声は国土交通省のガイドラインで示された「標準例」でしかないのです。もし本当に「鳥の鳴き声と決まっている」のなら、駅の階段から「ピンポーン」というチャイムを流すのは「違法」になってしまうのに、現在、どの鉄道会社でも「ピンポーン」と「鳥の鳴き声」が混在している。ならばせめて人工的で不自然な「鳥の鳴き声」はやめて「ピンポーン」に統一してほしいのに、鉄道会社は意地でもその意見を受け入れてくれないのが現状です。

さらに言えば、「地下鉄の地上出入口」からは「ピンポーンまたはこれに類似した音響を流す」ということが、やはりガイドラインの標準例として示されているのですが、私は東京の地下鉄の地上出入口で「ピンポーン」と鳴らしている駅を利用した記憶がありません。
もしこれが「法律違反」ならとんでもないことでしょうが、長年、「地下鉄の駅の出入口からも、法律に基づいて音を鳴らそう」となっていく動きもないのだから、はっきり言ってこのガイドラインを遵守することに、どの程度の重要性があるのか非常に疑問に思います。
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カテゴリ:駅・車内
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