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発車メロディーの悪影響を示す論文
駅で発車メロディーを流すことの「悪影響」について、大阪大学大学院の学生が書いた研究論文を見つけました。
要旨
http://app.hus.osaka-u.ac.jp/nishioka_2011.pdf
または、
駅環境が旅客の駆け込み乗車行動に与える影響01
本論
http://app.hus.osaka-u.ac.jp/JES2011-nishioka.pdf
または、
駅環境が旅客の駆け込み乗車行動に与える影響02

「警告音については、駆け込み乗車行動の敢行に最も影響を与える音は発車アナウンスであり、抑制の影響を与える音は旅客の危険行為への注意喚起を行うための音である駅員の笛であることが示された。」

「駆け込み乗車行動の防止策として、到着・発射時の警告音にメロディを含まない短いものを用いることやホーム扉の設置が有効であると考えられた。」

「発車メロディのみでなく、駅員アナウンスなどの警告音が駆け込み乗車という旅客の不安全行動のトリガーとなる可能性が高いことが示された。」

というような、大変重要な研究結果が示されています。

これは端的に言うと、
「さまざまな鉄道会社が『癒しのため』『駅に親しみを持ってもらうため』などというあやふやな理由をつけて、躍起になって導入している発車メロディーは、駆け込み乗車という乗客の危険行為を促進しているだけ。音楽はもちろん『ドアが閉まります』だの『駆け込み乗車はおやめください』などとくだくだ放送するのも、乗客の安全にとってはむしろ逆効果。音楽やアナウンスなどはやめて、笛を吹くだけのような簡潔なサイン音にしたほうがいい」
という結論を示しています。

こうした研究結果は、日頃、駅の過剰なアナウンスや発車メロディーの氾濫を苦々しく思っている私などにとっては、体感から導かれる結論と同じです。あんなにうるさいアナウンスや押しつけがましい発車メロディーを聞かされてもイライラしたりせかされたりするだけで、スムーズな乗車につながるわけはありません。
そうした乗客の心理と行動の結果が研究からも明らかになっているというのに、鉄道会社は「わざと乗客を危険に導く」過剰なアナウンスや発車メロディーの導入にやっきになっているというわけです。
おかしいと思いませんか?

駅で発車メロディーを聞かされて「なごむなあ」なんて考えている人、駅員の過剰なアナウンスを聞かされて「たくさんご注意があってうれしい! これが親切だ!」などと考えている人。あなたたちは、表面上はうれしがっているかもしれませんが、むしろ無意識のうちに鉄道会社に危険行為へと導かれているんですよ。ここらでちょっと立ち止まって、「そう言われれば、そうかもしれない」と冷静に考えてみませんか。

それから「●●駅にも駅メロディーを導入してほしい!」などと盛り上がっている人をネット上でよく見かけますが、そういう人は駅での乗車事故を「増やすよう努力」しているだけなんですよ。好きな音楽を聞いて自分一人が危険にさらされるだけなら「どうぞご勝手に」ですが、あなたの「趣味」のために他人を危険に巻き込まないでくださいね。
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Author:静かな街を考える会 別館
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