自分で自分の首を絞める騒音店
私は基本的に商業施設などにBGMは不要と考えていますが、ケースバイケースで「あってもいい」と思う場合もあります。
例えば、郵便局や銀行などで資産運用について相談するカウンターの周辺では、マスキング効果のため小さな音量でBGMを流すくらいなら許容範囲だと思っています。

郵便局の場合、「カウンターの周辺だけ」と区切るのは難しいかもしれませんが、要は音量を小さめにして、あまり耳障りでない種類のBGMを、カウンターの周辺に設置したスピーカーだけから流すのならいいと思います。
銀行の場合、そもそも郵便局以上に客が多く、話し声やざわめきで満ちていて、さらに案内係が客が出入りするたびに叫ぶ「いらっしゃいませえ!」「ありがとうございましたあ!」の大声(最近は、郵便局でもこれをやるところがある……)や、ATMから流れる音声案内や電子音、店内に置いたテレビやモニターから流れるテレビ番組や宣伝などの音が非常にやかましいのですから、そもそもBGMなんて流さなくても、マスキング効果は十分にあると思います。

スーパーなどの商業施設や飲食店といったいわゆる「民間企業」の場合、私はいろいろ文句をつけてますが、BGMそのものを「一切やめろ」とは思っていません(なければないほうがいいですが)。雰囲気作りは客商売の大切な要素ということはわかっているので、小さめの音量でおだやかに流すBGMであれば反対はしません。
でも、今の「店」はどんなところに行っても、けたたましいとしか言いようのない大音量の「騒音BGM」ばかり流すから腹が立ちます。なぜ、ただ飯を食いに行くだけで、ライブハウスのような大音量の音楽を聞かされなければならないのか。なぜ、日用品を買いに近所のスーパーに行くだけで、ディスコ(古~)のようなけたたましい音楽を聞かされなければならないのか。

ましてや、郵便局や銀行もそうですが、病院、駅、役所、図書館といった公共施設、あるいは公共度の非常に高い施設でよけいなBGMを流すのは、本当にやめてほしい。
そういう施設に限って「みなさまの癒しのために音楽を流すことにしました」などと言うものですが、押しつけられて無理に聞かされる音楽など「癒し」になりません。むしろイライラさせられるだけです。

静かな店にしたほうが客のマナーがよくなるはず、というのも私の実感です。
スーパーを例に挙げても、BGMやアナウンスがうるさいスーパーほど、静かなスーパーと比べて客のマナーが非常に悪い。子どもがギャーギャー走り回り、親は通路のど真ん中で長々と立ち話をしたり、商品を乱雑に放り投げ出したりします。
「音」がうるさく、外部から与えられる刺激が多くなれば、それだけ人の行動が乱雑で落ち着きのないものになり、マナーが悪くなるのは見当がつきそうなものなのに、店が自ら「乱暴な客」を増やして自分たちの首を絞めているのだから私には理解できません(特にイトーヨーカドー!!!)。

駅で駅員に暴力を振るったり、客同士がトラブルになったりする件数が年々増え続けているようですが、それも当然。「癒しのために」「駅に親しんでもらうために」などと言って押しつけ音楽をどんどん増やすから、かえって利用者は(無意識に)イライラして駅員に暴力を振るうようになるんでしょう。スーパーと同様、鉄道会社は自分たちの首を自分たちの手で締めておいて、その責任を「駅員への暴力は犯罪です!」などと言って客に転嫁しているとしか私には思えません。
もっと静かな駅にすれば、そんなトラブルは急激に減るはずです。
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カテゴリ:店・施設・商店街
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Author:静かな街を考える会 別館
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