もっと犯罪を!の大合唱
うちの町内は老人人口が非常に多く、その連中を主体にした自治会はもともと共産党の傘下組織としてできた経緯があります。
そしてこの自治会(および共産党)が周囲に、どれだけひどい騒音公害を撒き散らしているかは、「政治家や団体がうるさい」のカテゴリなどにも書いている通りです。

この自治会は、頼んでもいないのに、会に未加入の世帯も含めた町内全戸に会報誌を配ります。まあ、会報誌なら読みたくなければ捨てればいいだけなので、強制的に聞かせられる「音の被害」に比べればはるかにまし。これについては特に「やめろ」とまでは思いません。

私はまじめなのでこの会報誌をきちんと読んでいるのですが、ときおり、こんなことが書いてあります。
「防災無線から響き渡る『振り込め詐欺に注意しましょう!』の悲痛な放送! みなさん不審な電話には気をつけましょう!」
「1日に何度もサイレンを鳴らし走り回る救急車! 消防車! パトカー! みなさん火の元に注意し、防犯に気を配り、外出の際は周囲に気をつけましょう!」

ああ、この人たちは、大きな音でご注意されること(自分がご注意することも)が、好きで好きでたまらないんだなあ。
私には「そんなふうに、すぐ周囲のムードに流されるぼけーっとした体質だからこそ、振り込め詐欺の被害に合ったり、火を消し忘れたり、置き引きにあったりするんじゃないの?」としか思えません。
あらゆるデータを見ても、日本の犯罪発生率は下がり続けているし、犯罪の凶悪化なんて進んでいない(これは警察自身がそう発表している)。有史以来、犯罪という観点から見れば、ここまで安全に暮らせる国はないんじゃないかというほど、今の日本はいい意味でぬるま湯のようになっています。

なのに、防災無線をはじめとしたあらゆるアナウンスでは、「犯罪が多発しています!」「危険物を持ち込むのはやめましょう!」「不審者を見かけたら通報を!」と、ありもしない危機を煽るような放送ばかり増え続けている。
人間には「怖いもの見たさ」という性質があります。今の日本はあまりにも、犯罪という視点から見れば平和になってしまった。それはいいことであるものの、一方で人々の間に「犯罪という怖いものを体験したくてしょうがない、身の回りで起こしたくてたまらない」という気分を引き起こしているのだと思います。その気分が「犯罪掘り起こし願望」として、わざとらしく危機感を煽るアナウンスや、鼻くそをほじったところまで丸見えにしないと気がすまない監視カメラの増殖につながっている。

先日の江ノ島の監視カメラが決め手になって逮捕されたというメール事件の話にしても、私が知る限り、網の目のように張り巡らされた監視カメラを「役だった!」とほめる報道はあっても、「そんなところまで監視されるのはどうなのか」と疑問を呈する報道や人々からの声はまったく上がっていないように思います。これが不思議で不気味でしょうがない。
まあ、「犯罪が多発しています多発しています多発しています!」「もっとご注意放送を! もっと監視カメラを!」と言ったほうがカネがもうかる奴、暇つぶしができてうれしい奴がたくさんいるのでしょうから、そんな声が上がるはずないのでしょう。

「世の中犯罪だらけ! その証拠にほら、ほら、ほらここにも犯罪が!」と、わざと犯罪を掘り起こしたくてたまらない人たち。
そんな歪んだ願望のために、やかましいアナウンスを無理やり聞かせられるのはまっぴらごめんです。
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Author:静かな街を考える会 別館
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