廃品回収・移動販売への法律的対処
軽犯罪法第一条十四に、
「公務員の制止をきかずに、人声、楽器、ラジオなどの音を異常に大きく出して静穏を害し近隣に迷惑をかけた者」は「これを拘留又は科料に処する」
とあります。
つまり一旦、警察や自治体職員などの公務員から「その音はやめなさい」と注意され、それでもやめなかった場合、相手を軽犯罪法違反で拘留することも可能だということです。

廃品回収車(不用品回収車)の場合、110番で警察を呼び注意してもらうと、とりあえず音を消して逃げていく業者が多いですが、移動販売車の場合なかなかそうはいかないケースがほとんどです。人様が住んでいる場所をまるで自分の店の中のように考えているので、注意を聞き流してそのまま営業を続けたり、そのときは多少音を小さくしても、次に現れたときはまた、平然と同じ騒音を繰り返したりします。
ですから今後、移動販売車には「環境確保条例違反」「暴騒音規制条例違反」「道路交通規則違反」「道路交通法違反」「軽犯罪法違反」の5つを組み合わせてやり合おうと思います(廃品回収車の場合、これに「廃棄物処理法違反」が加わる)。
だんだん考えがまとまってきました。

軽犯罪法違反を成立させるためには、110番をしてから現場に立ち会い、警察に注意をしてもらい、それでも業者が騒音を出し続けたときに、「警察の制止をきかずに静穏を害し、近隣に迷惑をかけています。軽犯罪法違反で摘発してください」と要請する必要がありそうです。
もちろん、警察自体が騒音被害に対するとらえ方が甘甘なので、それですぐに「逮捕なのだ!」となる可能性は低いでしょう。以前、「暴騒音規制条例」について警視庁に問い合わせたとき、第二条「この条例の適用に当たっては、集会、結社及び表現の自由並びに勤労者の団結し、及び団体行動をする権利その他の日本国憲法の保障する国民の自由と権利を不当に制約しないようにしなければならない」という条項を理由に「拡声器を使った騒音を一律に取り締まることはできないし、してはいません」という返事をされたのと同じで、「まあまあ」となだめられるだけという結果に終わるかもしれません。事実、軽犯罪法も第四条に「この法律の適用にあたっては、国民の権利を不当に侵害しないように留意し、その本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあってはならない」と書かれています。
それでも、自分勝手に騒音を撒き散らし、「静穏を害し近隣に迷惑をかけた者」は取り締まってもらわないと困ります。国民の静かに暮らすという権利を侵害しているのは業者なのだから、それを取り締まらずになんのための法律かということです。

・環境確保条例(東京都の場合)
商用拡声器使用全般についての規制
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/air/noise_vibration/rules/speaker.html

・暴騒音規制条例(東京都の場合)
第二条、第三条、第四条の一、第七条、第十二条
http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1012206001.html

・道路交通規則(東京都の場合)
第18条の5
http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1012199001.html

・道路交通法
第七十七条の三、第百十九条の十三
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35HO105.html

・軽犯罪法
第一条の十四、第四条
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO039.html

・廃棄物処理法
第二節第七条、第五章第二十五条の一
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO137.html
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