「過剰な防衛」を要求しているのは誰?
今日の朝日新聞に、昨日、東京に降った雪でJRが大幅な間引き運転をしたため混乱が生じたことについて批判する記事が載っています。
ここで明治学院大学の原武史教授が、「災害に対する過剰な防衛本能が、無用な混乱をかえって拡大させている」と話しています。
この指摘はもっともだと思いますが、ひとつ忘れてはならないのは、その「災害に対する過剰な防衛」をJRに(無言のうちにも)要求しているのは誰か、ということです。

それは乗客(とマスコミ)です。

駅や電車で耳にタコができるほど「手すりにつかまり」「電車とホームの間が」と連呼されて当然! スーパーのエスカレーターで「手すりにつかまり」「足元に気を付けて」と連呼されるのも当然! 防災無線で「どこそこで火事が発生しました」「子どもはうちに帰りましょう」などと放送されるのも当然!
そんなふうに思考停止して、これらをすべて黙って受け入れたり、「ありがたや、ありがたや~」と喜んで聞いたり、もし放送がなかったら「なんで放送しないんだ! もっとご注意しろ!」とねじ込んだりして、「災害に対する過剰な防衛」を要求しているのは、いったい誰なんだということです。

マスコミだって、いざJRが間引き運転という災害対策を「しなかった」ことで混乱が起きていたら、「それ見たことか!」「JRはなっていない!」と叩いていたことでしょう。
JRの肩を持つ気はいっさいありませんが、利用者やマスコミがこうした「災害に対する過剰な防衛」を要求し続ける限り、過剰反応による間引き運転にしろ、鬱陶しい「ご注意放送」にしろ、鉄道会社としてやめるという選択肢が思いつかなくても当然でしょう。
そこんとこ、もう少し「自覚的に」考えてみてほしいものです。
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カテゴリ:駅・車内
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