「東京メトロ」「西武鉄道」「マルコメ」に抗議をお願いします!
2012年10月より、「東京メトロ」の都内4駅と「西武鉄道」の高田馬場駅で、新たに発車メロディーが導入されてしまいました(詳しくは下記の新聞記事を参照してください)。
東京メトロでは初となる本格的な「ご当地メロディー」です。
西武鉄道の「マルコメ」は、発車メロディー自体をCM化してしまうという、大変悪質な「音の暴力」です。

「静かな街を考える会」では会員に呼びかけて、個々でこの3社に抗議をしています。
会員以外のみなさまで、このエントリーをご覧になった方々も、一人でも多くがこの3社に苦情を寄せてくださるようお願いします。

【「静かな街を考える会」が発車メロディーに反対する理由】

駅で電車が発車する際に「ベル」や「チャイム」などが必要とされているのは、「これからドアが閉まりますよ」「列車が発車しますよ」という「情報」を乗客に伝え、安全でスムーズな乗車をうながすという目的があるからです。
しかし、これを音楽に変えてしまうと、どのようなことになるでしょう。
音楽というのは人の気分の奥深いところにまで「情緒」として入り込み、「感情」に訴えかけようとするものです。ですから、発車メロディーが「ドアが閉まります」「発車します」という「情報」ではなく、大音量の音楽で「情緒」や「感情」を押しつけようとすればするほど、「発車のサイン音」という本来の目的から逸脱してしまうことになるのです。これは乗客の安全に寄与するどころか、むしろ危険を助長する行為といえるのではないでしょうか。

もっと簡単に言ってしまえば、「音楽というのは、人それぞれに好みがあるのだから、『このメロディーを聞け』と無理やり押しつけられる筋合いはない」ということです。
特に、駅の構内や電車の車内というのは公共性の高いところであり、「ほかに逃げ場がない場所」というのが問題です。
ポスターや車内吊り広告といった視覚に訴えてくる広告なら、見たくなければ「視線を他に向ける」「目をつむる」といった行動で、簡単にそこから逃れることができます。言ってみれば、「情報を受け取るか拒否するかを、乗客が主体的に判断する」余地が残されているのです。
しかし、発車メロディーはどうでしょう。あれほど大音量のメロディーは、たとえ耳をふさいでも聞こえてくるので、乗客が「その音楽を聞きたくない」と思っても防ぐ手段がありません。これは大変「押しつけがましい」「暴力的な」行為といえないでしょうか。

JRを始めとした鉄道会社では、「駅の特色を出すため」「乗客にやすらぎを与えるため」などとさまざまな理由をつけて、次々に発車メロディーを導入しています。
しかし、上記の通り「乗客に受け取るか拒否するか判断の余地が与えられない」発車メロディーという音楽の使用は、「音の暴力」の氾濫でしかありません。
特に今回は、東京メトロが初めて本格的な「ご当地メロディー」を導入したわけですが、地下鉄の駅の構内という密閉された、ただでさえ音が反響しやすい場所で大音量の音楽を鳴らされれば、その「押しつけがましさ」は半端なものではなくなります。
また西武鉄道の「マルコメ」のCMは、発車メロディーそのものをCMとして利用するという大変悪質なものです。これが許されれば、今後、さまざまな駅で無理やり企業のCMを聞かされ続けることになる事態も予想されます(記事にもあるとおり、すでにそうなりつつあります)。
私たち電車の乗客は、「運賃を払う」ことで電車に乗る対価支払っています。なぜ、そのうえで企業のCMを「無理やり」聞かされなければならないのでしょうか。

今、道を歩いたり電車に乗ったりしながら周囲を見ると、非常に多くの人がヘッドフォンで音楽を聞いています。あなたも、その一人かもしれません。
そこでお聞きしたいのは、あなたはなぜ、わざわざ外出中にヘッドフォンで音楽を聞くという行為をしているのかという点です。
もちろん「音楽が好きで、どこにいても自分の好きな音楽を聞いていたいから」なのでしょうが、その気持ちの中に「ヘッドフォンを外すと、よけいな音や音楽ばかり聞かされて鬱陶しいから」という理由はないでしょうか。
もし、自分の中のそういう気持ちにわずにかでも気づいたら、ぜひ、そのような「鬱陶しい音」を少しでも減らすため、今回の苦情に賛同していただけるとありがたいと思います。

発車メロディーを聞かされて「心がなごむ」などと感じている人も多数いるのかもしれません。しかし、そのような方には、どうか「自分にとって心地良い音楽だからといって、他人にも心地良いとは限らない」という、当たり前の考えを持っていただきたいと思います。
繰り返しますが、音、特に音楽の好みは千差万別なのだから、駅という公共性が高く逃げ場がない場所で、無理やり発車メロディーというやり方で「この音楽を聞け」と強制される筋合いは誰にもないのです。

●東京メトロお客様センター
http://www.tokyometro.jp/support/index.html
●西武鉄道お客さまセンター
http://www.seibu-group.co.jp/railways/cs/index.html
●マルコメお客様係
http://www.marukome.co.jp/customer/index.html

「静かな街を考える会」は、断固として鉄道会社の「押しつけ」発車メロディーに反対し続けます。
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Author:S.B
市民グループ「静かな街を考える会」会員S.Bのブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

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