行政の対応もおかしい
数年前、東京都青梅市内から当市までやってきて、けたたましい騒音を鳴らす某移動販売業者(いずれは全面対決するつもりなので匿名にしておきます)について相談するため、はるばる青梅市役所まで行きました。
東京都の「環境確保条例」に基づき、こうした業者を指導する立場にあるのは、常識的に考えれば「その騒音が鳴らされている地域の自治体」であり、「業者所在地の自治体ではない」だろうということはわかっていました。でも、「指導」という強い調子のことは無理でも、「こういう苦情が来ている。地元の自治体として言うが、もう少し考えたらどうか」という注意くらいは業者にしてくれるだろうと思って行ったのです。

青梅市役所は、中に入ると部署ごとの長いカウンターの前にすべて椅子が置いてあり、職員と住民とが座って話ができるようになっていて、これを見たときは「落ち着いて話を聞くつもりがある、住民サービスに前向きな役所かもしれない」という印象を受けました。しかし、実態はまったく違いましたね。

対応に出てきたのはまだ若そうな女の職員で、私の話を聞くには聞くのですが、結論は「青梅市からその業者への指導はできません。青梅市がその業者の所在地であっても、実際に音を鳴らしているのが市外なら、自治体という立場では対応できません」という返事だけ。
その業者への苦情は、過去にも市外から青梅市に多数きている。それはデータとして残っているし、そうした業者が市内にいることは市でも把握しているが、市民からの苦情ならともかく市外からの苦情では電話一本できませんし、しません、という返事だけでした。
しかも、私はその職員とねばって45分くらい話をしたのですが、途中からは上役らしき男がその職員の後ろに立って腕組みをしながら、私たちのほうを見張るかのようにずっと見下ろしている。まるでヤクザの上役が「さっさと出て行けよ」とにらみをきかせるような態度をとっていました。
結局、「市外からの相談では、自治体は一切動かないし、そもそも動くことができない」というその根拠は、たとえば地方自治法のどこに書かれているのかとまで問い詰めても、まともな返事すらしませんでした。

ところが、その後、灯油販売業者「カトウコーポレーション」の騒音について相談するため、この業者の本社がある埼玉県桶川市役所に電話をしたところ、対応はまったく逆でした。
「実際に音を鳴らしているのが県外のことでもあるので、条例に基づいた強い指導はできませんが、市から注意の電話はできますよ」と言って、実際、すぐにしてくれました。
市からそのような電話がいっても、騒音をやめようとしないのがカトウコーポレーションの非常に悪質なところなのですが、それはとりあえず置いといて、青梅市と桶川市の対応の違いには驚きます。
桶川市は市外、さらには県外からの相談でも受け付けて、できる範囲で動いてくれた。なのに青梅市は同じ東京都内の自治体住民からの相談であるにもかかわらず、なんの根拠も示さずに「動けません、動きません」の一本槍。豪華なのは市庁舎だけ、しょせん上っ面だけの役所なんだなと思いました。
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カテゴリ:廃品回収・移動販売
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