2016-06-28 Tue 11:16:57
参院選が始まって1週間近くたちますが、今のところ、私の住む住宅地には1台も選挙カーが現れません。毎日毎日、朝、目が覚めるたびに「きっと今日こそは、選挙カーに仕事を邪魔されるんだろうな」と思い、びくびくしながら一日を過ごすのですが、とりあえず今は「今日も来なかった」「また来なかった」「全然来ないぞラッキー!」の繰り返し。でも、どうせそのうち「やっぱり来た!」と椅子からぴょんと跳び上がる瞬間が、必ずどこかでやってくるんでしょう。
実際の選挙カーの騒音より、それに襲われる瞬間がくることを心配しなければならない毎日。まるで刑の執行に怯える死刑囚のようですが、選挙カーや街頭演説といった乱痴気騒ぎだらけの選挙制度が罷り通っているこの国にはあきらめと鬱憤しかないので、私は今回の選挙に投票するつもりなどさらさらありません。「いつものように」棄権します。選挙で投票したのなんていつが最後か、まったく覚えていないくらいです。
あのう、「選挙こそ民主主義の根幹なんだから投票しろよ!」などという、教条的なものの見方をする人たちばかりなのは承知の上ですが、私はむしろ、選挙なんてどんどん棄権したほうがいいんじゃないかと思いますよ。
だって「この人の政策には納得できる。投票して政治を任せたい」と思う候補者がいなければ棄権するのは当たり前のこと。納得できる商品がなければ購入しない、それは政治家選びだろうがエロDVD選びだろうが同じです。選挙というのは、商品棚に並んだ政治家を税金で買うという「買い物」なんだから。
誰も彼もが「日本の政治を変えなきゃ!」などとしたり顔で言いますが、本気でそう思うなら、中途半端に投票(買い物)するより堂々と棄権(買わないと判断)して、国政選挙でも地方選挙でも、投票率が10%を切るくらいまで低くなってしまえばいいんです。
そこまで投票率が落ちると何が起こるか。国際社会(笑)から「日本人は自分たちの国を『民主国家』とか言ってるけど、投票率が一桁ってどんだけ後進国なんだよ!」と笑いものになるでしょう。
この国が「外圧」がないと何も変わらない国であるのは明らかなんだから、「世界の民主主義ランキング」で200位とか、いっそそこまで下がらないと「政治改革」だの「信頼される政治」だの実現できるわけありません。そのためにも投票率なんて極限まで落ちてしまえばいい。
「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」の例えのとおり、政治屋たちが「世界の首脳からこんなに笑われるなんて、ケツの穴を見られるより恥ずかしいよ~!」と思うぐらいの荒療治をしたほうがいいんです。
まあ、今の政治屋に「恥」という感覚があるかどうかは疑問なのかもしれませんが。あったとしても、それは「ウチ」に対する恥の意識であって、「ソト」に対してはまったくの厚顔無恥。「旅の恥はかき捨て」が日本人の伝統的な「恥」の意識だとすれば、国際社会(笑)から何をどう言われようが、この国の政治屋は屁とも思わないのかもしれません。
それにしても、東京では参院選が終わると立て続けに都知事選だとか。選挙のたびに数十億円を無駄にして選挙カーが走り回るのは本当に迷惑です。それもこれも、舛添なんて胡散臭い奴をムードと知名度だけで選ぶから。だったら最初から棄権して「お前なんか信任されてないぞ」と数字で示しておけばよかったじゃないか、といういい見本です。
選挙のとき、「ますぞえ」と用紙に書いて投票した有権者が最も多かったから、あんなのが当選してしまった。「舛添辞めろ!」と大合唱していた世間の中で、その自覚を持った人がいったいどれだけいたのでしょう。
「投票率なんて下がればいい」に加えてもう一つ「暴言」を吐くならば、もう、都知事なんて日本人の大好きな「象徴」にしてしまえばいいんです。「象徴としての都知事」ってやつ。「あなたが都知事にふさわしいと思う人は?」とかなんとか適当な人気投票を実施して、1位になった人物は強制的に「実権」もなければ「義務」も「責任」も「報酬」もない「象徴としての都知事」に就任させる。
そうすると、おそらくビートたけしとかジャニーズあたりのタレントが「象徴としての都知事」、言い換えれば「書類上だけの都知事」になるでしょうが、それでいいじゃないですか。ただのペーパー知事なんだから誰だっていいよ。私なら高田純次に投票するかな。
とにかく「静かに仕事がしたかった」などと、公用車で湯河原の別荘通いをするねずみ男に言っておきたかったのは、「わざわざ湯河原まで行くくらいなら、お前が東京を『静かに仕事ができる環境』にすればよかったんだろーが!」ということです(←結局、腹を立てているのはそこ)。
まあ、もういなくなった人のことなんか、それこそどうでもいいんですけれども。久しぶりの更新なのに、くだらないことを書いてしまった。
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カテゴリ:政治家・団体・デモ