日本の祭はただの「定食」
うげえ。
近くの保育園から、大音量のソーラン節が聞こえてきました。
ラジカセから流す音楽と、大人(の男。保育士?)のマイクを通した大声と、それから園児たちの歌う声。
何かと思ってその保育園のホームページを見てみたら、今度の週末に夏祭りがあるようです。その練習なんでしょう。
祭は毎年のことですが、去年までソーラン節なんか踊ってたかなあ。

祭そのものが迷惑だとは言いませんが(保育園の祭だから時間も短いし)、せめて指導する大人はマイクなんか使うなと。
また、なぜ東京の保育園で園児が踊るのがソーラン節なのか、そこんところがわけがわかりません。
どうせやるなら、その保育園のオリジナル音頭でも作って踊れば、味があるというものなのに。

日本人はこういうところ、本当に工夫もせっそうもないですね。
どこの祭でも阿波踊り、よさこい節、ソーラン節、そしてサンバ(なぜにサンバ???これが一番わからん)ばかり。まるでA定食、B定食とメニューが決まっていて、ただ選んでいるだけのようです。
それで「祭を通して地域のつながりを!」なんて言うけれど、東京でソーラン節を踊って、地域のつながりもへったくれもないもんだ。

それから、先日、夜の8時過ぎに、どっかんどっかん花火の音が2日連続で聞こえてきました。
「もう花火大会かよ?」と思って調べてみても、どこにもそんな情報はない。
さらに調べてみたら、どうやらうちから10km近く離れたところにある大学が、何かのイベントで打ち上げていたのが犯人のようでした。
そんな大学のイベントなんて、こっちには関係ないっつーの。うっさいなあ。

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ダンスもサザンも「うるさい」のは一緒
湘南の海水浴場で、音楽が全面的に禁止されるというニュースがあります。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1304070010/

海の家での音楽放送が全面禁止、片瀬西浜海水浴場で今夏/藤沢:ローカルニュース - ニュース - カナロコ -- 神奈川新聞社

一読すると「日本人も少しは、静けさの価値に目覚めたか」と思えるような記事ですが、残念ながら私はそう楽観的には受け取っていません。

このニュースのポイントは、海岸で流している音楽が「ダンスミュージック」という点にあると思います。大人にとって「眉をひそめ」たくなるようなダンスミュージックで若者が踊り狂い、「真っ昼間から水着姿の男女が酒に酔って、ふらふらと住宅街にまで迷い込んで」きたり、「けんかや違法駐車」をしたりする。そういう行動が迷惑だから、その元凶である音楽をやめろと言っているわけです。

もちろん「やめろ」という声の中には、単純に「うるさいから」という声もある程度は含まれているでしょう。でも、もし、これが演歌とか、もっと一般受けするような歌謡曲とかだったらどうでしょう。
音としては同じ「うるささ」だったとしても、流れるのが大人にとっても耳ざわりのいい音楽で、若者が無軌道な行動をしなかったとしたら、たぶん「やめろ」という声はここまで大きくならなかったんじゃないかと私は想像します。
要するに「うるさいからやめろ」ではなく、「若者の行動が迷惑で公序良俗に反するから、その元になっている音楽をやめろ」という、そちらのほうに主眼が置かれている騒動ではないでしょうか(もちろん、その要求は当然ですが)。

もし、これが演歌だったら、今回「うるさい」と声を上げた人でも「やっぱサブちゃんはええなあ」なんて喜んで、文句など言わないんじゃないでしょうか(海岸でサブちゃんはないか)。
それこそサザンオールスターズだったら「サザンは湘南のシンボルだ!」なんて言って、絶対に文句など言わないんじゃないでしょうか。

私は「サザンだろうがなんだろうが、よけいな音を聞かせられる必要はない」と考えますし、「どんな音でも、聞きたくない者にとっては騒音だ」と思うし、そういう考えをもっと多くの人が持ってほしいと思っているのですが、今回の騒動の本質は「騒音」とはちょっと違うような印象を受けてしまいます。
言うまでもなく、結果として海岸や付近の住宅地が静かになるのなら、それはそれでいいことですけどね。

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身勝手な路上ライブ賛美
本日の朝日新聞の読者投稿欄にも、路上ライブという「音の押しつけ」を賛美する投稿が掲載されていました。
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詳しくはスキャンした画像を見ていただくとして、どうしてこうした「音に鈍感」な人というのは、「自分がいいと感じる音は、すべての人がいいと感じるに決まっている」という決めつけができるのか不思議です。

この投稿にもあるとおり、たいていこういう人は、「自分は弱者で(この場合は更年期障害で苦しんでいる)」という話から始まり、「それを救ってくれた音はすばらしい(この場合は路上ライブ。場合によって駅のアナウンスなどさまざまなパターンあり)というエピソードを披露するのですが、その同じ「音」が一方で「誰かを苦しめている」可能性について、なぜ、ほんの少しでも想像することができないのか。

この路上ライブは北千住の駅前で行われていたそうですが、いくらターミナル駅前の商業地域とはいえ、近所の商店や住人、あるいは通行人の中に、響き渡る音を強制的に聞かされて「うるせえなあ」「迷惑だ」と思っている人が一人もいないとは考えにくいです。
そんな当たり前の想像すらせず、自分が救われたから「いいものだ」と決めつけて、個人的な体験を新聞にまで投稿し、「音の暴力」を広げていこうとする。
東京都練馬区の主婦・石崎妙子さん(53歳)。あなたがやっていることは「音の押しつけ」を拡大させる大変「暴力的」な行為だということに、もう少し気づいてほしいものですねー。

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個人的な「夢」を押しつけるな
「アーチスト」宮崎奈穂子が、武道館公演を開いたという続報記事。
今後も、路上で「迷惑押しつけ騒音」を繰り広げる宣言をしたそうです。
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もう一度同じことを。
「あんたの個人的な夢のために、人様に音楽を無理やり聞かせるな!」
この宮崎奈穂子という「アーチスト」や、共感したというファン、そして記事を書いた朝日新聞記者の中村真理にはそう言いたい。
自分たちが「音の暴力」を振るい、それがますます乱用される風潮にも荷担していることについて、ほんの少しでいいから頭を巡らせてほしいものです。

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路上ライブなんて迷惑
うわああああ!

今日の朝日新聞夕刊の一面に、とんでもない記事が載っています。
ほかに大きな事件がないので、無理やり一面トップにもってきたというのがみえみえな記事ですが、これが猛烈に腹立たしい。
渋谷や新宿といった都内の繁華街だけでなく、地方の駅前などの路上でも歌い続け、多くのファンの共感を得て、11月には日本武道館でコンサートを開く夢を実現するという、宮崎奈穂子という「アーチスト」の記事です。
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詳しくは記事を読んでみてほしいですが、本当にあきれるばかりです。
この宮崎奈穂子というのが、「アーチストになりたい」「武道館でコンサートを開きたい」という「夢」を見るのは勝手ですし、その夢に「共感」するファンがたくさん集まったというのなら、それはそれでけっこうなことですね。

しかし、自分の「夢」を実現するために、路上という公共の場で、他者に防ぐ手段を与えない「音の暴力」を無理やりふるい、一定数の人間には確実に苦痛を与える行為を行っていることについては、いったいどう考えているのでしょう。少しでも顧みたことや反省したことがないのは明らかでしょう。
「共感」などという安っぽい言葉を使うのはどうぞご勝手に、という感じですが、別に共感したくないし、そんな音楽は迷惑だと思う人間にも一切の拒否権を与えず、無理やり音楽を聞かせるというのは、ただの暴力行為でしかありません。

個人的なものであろうが、広く公共に関わることだろうが、「夢」や「希望」のためになら、誰もが同じ状況を同じ感受性で受け止めて、「感動」したり「共感」したりするのが当たり前!
そんな考え方を強制する社会的抑圧は年々強まるばかりのように思えますし、そのために「音」というものが所構わず乱用される頻度も増す一方のように思えます。

「あんたの個人的な夢のために、人様に音楽を無理やり聞かせるな!」
この宮崎奈穂子という「アーチスト」や、共感したというファン、そして記事を書いた朝日新聞記者の中村真理にはそう言いたい。
自分たちが「音の暴力」を振るい、それがますます乱用される風潮にも荷担していることについて、ほんの少しでいいから頭を巡らせてほしいものです。

この記事を読んで、選挙演説や繁華街の大型ビジョンといった、比較的「迷惑だなあ」と考える人が多いスピーカー騒音であっても、絶対にこの国からはなくならないなと確信しました。
こんな、「夢の実現のために努力したストリートミュージシャン」などという、一見口当たりのいい話題であっても、実態は「騒音」に変わりありません。それにきちんと「NO!」と言える社会にならないとスピーカー騒音を減らすことなどできないでしょうが、日本の社会は「夢」や「共感」、あるいは「お願い」「元気」といった情緒や感情を押しつけて当然、押しつけられるのも当然という風潮になる一方。「もっとうるさくして!」と、誰もが願っている方向に向かっているとしか思えないからです。

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Author:S.B
市民グループ「静かな街を考える会」会員S.Bのブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

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