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「静かな街を考える会」の紹介
●わたしたちの主張

日本人は静けさを愛する国民と言われてきました。しかし、今日の日本はまさに「音」の洪水であり、それが私たちの心の安らぎを奪っています。そこで、私たちは生活環境をより快適にするために、公共空間における拡声器音を減らそうという運動を続けています。

当会が対象とする拡声器音とは次の様なものです。

1.移動営業車の商業宣伝
2.商店街における店頭放送・街頭放送・音楽
3.観光地などにおける音楽・宣伝放送
4.警察や役所など公共機関が行う注意・お知らせ放送
5.交通機関における大音量の過剰アナウンス
6.学校が流す大音量の校内放送・チャイム
7.選挙時の連呼など種々の営業外宣伝活動

私たちは、これら公共の場所における拡声器の暴力性を一人でも多くの方が認識して下さるよう訴えると共に、安易な拡声器の使用を止めて下さるようお願いするものです。

会は1984年の結成(旧名称・拡声器騒音を考える会)以来、機関誌『AMENITY』を発行したり、ミーティング(親睦会)を開いたり、ホームページを運営したりして活動を続けています。ぜひ、詳細をご覧ください。

「ストップ・ザ・ノイズハラスメント!」

音も環境問題の一つです。
「静穏権」の大切さについて、もっと真剣に考えてみませんか?


『AMENITY』35号

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カテゴリ:「静かな街を考える会」について
『AMENITY』35号発行のお知らせ
 いかんいかん。「なぜ人はおっさんになると、耳の穴から毛が生えてくるのか」という難問に悩み続けているうちに、本会の機関誌『AMENITY』35号の告知を1年近くさぼってしまいました。
 『AMENITY』35号は2017年10月発行。購読のお申し込みは会のホームページからどうぞ。購読料は発送1回につき何冊でも1000円。同時にバックナンバーを注文しても、発送1回あたり1000円でお送りします(送料を負担していただく場合あり)。

 35号の内容は下記のとおり。今なら、身に着けるだけで異性にモテモテ、宝くじにも大当たりと人気の「エジプトから来た、幸運を呼ぶ高枝切りばさみ」を10本、まとめて10本お付けします。わお、これはとってもお買い得ですね!

●拡声器騒音大戦争 その壱 vs共産党 香山弘行……1
 定期的に住宅地に現れ、ハンドマイクで演説を繰り返す「共産党後援会」との激しいバトル。自分たちの正義を大音量の演説で押し付けようとする老人たちとは、まったく話が噛み合わない。

過剰な謝罪アナウンスは違和感あり 松沢友紀……8
 事故が起きたりダイヤが乱れたりするたびに、しつこく繰り返されるJRの謝罪アナウンス。だがエスカレートする謝罪の連呼は、かえって乗客を不愉快にさせるだけだ。ブログからの転載。

●機械からのあいさつはイヤ C.J.ディーガン……12
 近所のスーパー・西友で始まった「イラッシャイマセ」「アリガトウゴザイマシタ」というスピーカーからの機械的な挨拶。なぜ、このような不快な音声を流すのか、店に問い合わせても意味不明な返事しか来ない。あらためて本社に手紙を送り電話をかけてみた。

●子供の声も騒音です(後半) 五味広美……16
 東京とその近郊から、4カ所の「静かそうな保育園」や「騒音の苦情がありそうな保育園」を選び、立地や運営方針、問題点などを調べた。

●犬とテレビと防災無線、そして新しい提案 秋沢勇次……23
 吠える犬の飼い主に苦情を言うと「犬は吠えて当然」と開き直り、警察に相談しても「田舎へ引っ越せばいい」と無視される。静かであるべき病院や薬局はテレビだらけ。週に一度だけで済んでいる防災無線の放送も、これから増やされる可能性がある。

●車内放送のフシギ 川浦康至……26
 自動放送で流される「挨拶」の車内放送など、ありがたくもなんともない。日本特有の駅名の2回放送も、「どうせ繰り返される」と真剣に聞く人を減らすだけだと指摘。

●増え続けるスピーカー騒音と「静かな街を考える会」の今後 C.J.ディーガン、吉田修一、大嶋良子、ジュリアン・ロング、岩永星路、安澤梨花、香山弘行……28
 初参加の会員を迎えた会のミーティング。救急車の過剰なサイレンや「お礼のアナウンス」、防災無線からの「子供を見守りましょう」、図書館での「飲食は禁止です」など、ありとあらゆる放送が増え続ける。そしてコンビニのように、人間の言葉すら機械的に「バカ丁寧化」していく現状にはうんざりする。

●日ごろの出来事 大嶋良子……38
 朝6時半からのラジオ体操、大音量の防災無線、夜10時頃まで続く広場で子供が遊ぶ声など、団地のさまざまな騒音について。

●背筋も凍る防犯対策に関する一考察 安澤梨花……40
 「不審者を見かけたら通報を」と繰り返す防災無線の放送や、乱立する「怪しいと思ったらすぐに110番」などの危険を煽る看板は、むしろ人々の不安感情を高め「不審者を捏造する」集団心理を生み出すようになる。

●聞こえているという神話 ウチダ サトシ……45
 さまざまな自治体や国の、防災無線に関する有効性の調査を分析。見えてきたのは「よく聞こえる」「なんとか聞こえる」を合わせても4割程度の結果を、驚くほどかさ上げし防災無線に「効果がある」と見せかけたい行政の思惑だった。

●防災無線騒音の被害者の叫び S.S.……50
 1日3回の音楽と、それ以上の回数で広報放送を流し続ける防災無線。市に相談しても対応を町内会に丸投げし、「大多数の賛成で立てたのだ」と言われる。やがてスピーカーの向きだけは変わったものの、「防災無線の音が聞こえない」という住民からの村八分が始まった。

●カルチャーショック 永井広……52
 語学の勉強会で日本人が「デパートの館内放送に感動した」と発表。しかし、ロシア人とドイツ人は口を揃えて「ああいうのはうるさい」「売り場のテープ音と重なって耳障りだ」と言う。知人のアメリカ人も、小学校の廃品回収車の放送を止めさせた。

●『うるさい日本の私』その後 中島義道……54
 『うるさい日本の私』の著者による現在の心境。拡声器騒音の原因の一つ「思いやりを」「優しさを」という掛け声がますます高まっている。もはや日本人にはまったく期待しない。「音」への抗議もほとんどせず、ただぼんやりと周囲を眺めているだけだ。

駅のアナウンスは過剰で不快! 旗本退屈爺……58
 駅にホームドアが設置されると、その説明のためにアナウンスが増える。過剰なアナウンスはひどくなる一方だ。こんな国は日本以外に知らない。喋りすぎは無言より情報が伝わらない。ブログからの転載。

●九州の片隅から 古賀知行……60
 九州の水害では「役に立たなかった防災無線」との報道があった。何を言っているのかわからずに戸を開けたら水が入ってきたという。幼稚園の騒音も「大きな声は元気な証拠」などという勘違いに無自覚だ。

『AMENITY』35号

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カテゴリ:「静かな街を考える会」について
NHK「球辞苑」の「音」の取り上げ方がピント外れ
 プロ野球のマニアックなプレーや記録を掘り下げるNHK BS1の「球辞苑」という番組を見ていたら、視聴者から1通しか応募がなかった少数派テーマの一つに「音」というのがありました。これをリクエストした「しんいちさん(70代・審判マニア)」のコメント。

──────

 一塁クロスプレーの判定をするうえで、「音」がひとつの判断要素であることを知っていますか? それはベースを踏む音と送球をキャッチする音です。昔の球場は静かでした。だからこの両方の音の時間差でアウト、セーフの判定ができました。野球は音のスポーツでもあります。バットとボールが当たる打撃の音。ボールを捕るキャッチの音。そして、アウト、セーフを判定する音。それらを楽しめるのが野球の醍醐味のひとつではないでしょうか?

──────

 しかしこのコメントを読み上げた後、司会のお笑い芸人も、ゲストだった元マリーンズの里崎も無反応。「音って審判側の音なんやなあ」という、お笑い芸人のピント外れな一言で終わりでした。
 でも、このコメントは明らかに「鉦や太鼓、トランペットをのべつまくなしに吹き鳴らし、応援歌を絶叫し続けるやかましい応援団の音」のことを指しているんだから、〈審判側の音〉ではなく「審判にすら聞こえない音」の問題に決まってるっしょ。けたたましい応援団のせいで選手や審判はプレーを妨害され、観客も野球観戦の楽しみを奪われていると言っているわけです。

 まあ、最大の問題は選手も審判もファンも、ほとんどがこのキチガイじみた応援のせいで〈野球の醍醐味〉を奪われていると思っていないところにあるのでしょう。それにもし思っていたとしても、うっかり批判的な意見を口にすれば「オレ様たちが必死の応援をしてやっているのに、それに文句を言う選手は裏切り者だ! 応援が嫌なファンはファンじゃねえし球場に来るな!」なんて罵声を浴びるだけ。怖くてとても口にできないだろうしね。

 以前のエントリーでも同じことを書きましたが、私はこの応援団の音(特に調子っぱずれなトランペットの音)が不愉快で、プロ野球の中継をまったく見なくなりました。スポーツニュースも見ません。それでもマニアックな記録の話は好きなのでこの番組は見ていますが、VTRで試合の模様が流れると、漏れなく「ぷっぷかぷうー」と耳障りなトランペットの音も付いてくるので、すぐにテレビの音量を下げ、VTRが終わるとまた上げるという涙ぐましい(バカバカしい)努力を続けています。
 もし、この番組でプロ野球の音について取り上げたとしても、どうせ「日本の応援はすばらしいですね!」なんて内容になるのは見え見えだから、そこはもう触らなくていいっすよ。

 本当は、この番組にはもう一つ不愉快な点があって、それはお笑い番組やバラエティー番組などと同じように、わざわざ録音した声を効果音として付け加えていることです。「わはははは」という大げさな笑い声や、「おー」だの「あー」だのというわざとらしい驚きの声を後付けする番組は願い下げ。ああいう押しつけがましい演出はやめてもらえないでしょうかねえ。

 それともう一つどうしても気になるのが、「プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち」というサブタイトルです。「~たち」という言葉は、本来、無生物や抽象的な事物には使わないはず。「人間たち」「犬たち」「トカゲたち」とは言っても「ボールペンたち」「建物たち」「ニュースたち」とは言わないのです。「キーワード」も抽象的な事物を指す言葉なのだから、「キーワードたち」と言われると、尻の穴を綿棒で撫でられるようなむずむずした感覚に襲われてしまいます。いや、それはそれで気持ちいいのか……。こんなのはじめて!

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カテゴリ:プロ野球の応援
西友のセルフレジは、音量を調節できるんですよ奥さん!
 スーパーへ買い物に行くのは、基本的に夜になってからです。「ビッグエー」や「業務スーパー」のような、コンビニに毛が生えた程度の食品スーパーなら、どの時間帯に行っても店内のけたたましさはあまり変わりませんが(昼に行っても夜に行っても、同じ程度にやかましいということ)、もっと大きい規模のスーパーになると、昼の間は店員や店内放送が「タイムセールのお知らせ」「クレジットカードの勧誘」「客の呼び出し」「レジ応援の要請」など、ありとあらゆる告知をでたらめな日本語でがなり立てるので、とても足を運ぶ気にはなりません。
 特に、鮮魚売り場や精肉売り場で店員が「ざーせーざーせー!「はだいばはれほれではっ!」などと意味不明な絶叫を続ける店には絶対に行きません。こういう店を利用するのは客が減って店内放送も減り、タイムセールがすべて終わり、店員の数も少なくなって声を張り上げることがなくなる夜間に限るのがベストです。
 まあ、冬の間に夜遅くなってから自転車を漕いで買い物に出るのは、ヒジョーにキビシーんですけどね。

 そんななか、うちから数km離れた「西友」へ行きました。もともとこの西友は店内で流れるBGMの音量が大きくて、店員も「人間自動ドア挨拶」「擦れ違い挨拶」(これがどんな状態を指しているかは、「ブログ内検索」で調べてください)を続けるため、何度も「お客様ご意見箱」に投書したり、店員に苦情を言ったりしていたのですが、少し改善されてはすぐ元に戻るという状態を繰り返したので、「二度と行かない店」に認定してしまったのです。
 西友は、売り場にラジカセや液晶モニターを置くことがあまりないスーパーだけに(店による。まったくないわけではない)、「せめてBGMが改善されれば買い物をするのに」と考えているうちに行かなくなってしまったのですが、数年ぶりに足を運んでびっくり。なんと天井から流れるBGMの音量がずいぶん小さくなり、店員が近くを通っても「人間自動ドア挨拶」や「擦れ違い挨拶」をすることがなかったのです。ラジカセや液晶モニターも売り場にはまったくなかったので、これなら買い物ができると思いながらレジ周辺へ。
 ところが、ここではけたたましい音声が流れ続けていました。騒音元は、いつの間にか導入されていたセルフレジです。うちの周囲にセルフレジを導入しているスーパーはまだないので、私にとってセルフレジ青い初体験の機会がついに訪れたのです!

 私は店員のいる通常のレジを利用するか、セルフレジにするか少し迷ったのですが、日本のスーパーに特有の「言われれば客の靴でも舐めるほど慇懃無礼すぎるクソバカうんこ丁寧な接客」が不愉快なので、機械を相手にするほうがまだましだとセルフレジを選択。すると10台ほどあったレジのうち、客が利用中の半分のレジからは、銀行のATMや駅の券売機と同じようにやかましい案内用の音声が大音量で流れていました。そして、それを我慢しながら操作しているうちに発見したことがあるのです。

 なんと西友のセルフレジは、客が音量を調節できるんですよ奥さん! 液晶画面に「音量」というボタンがあるのでそれを押すと、自分で音量を上げたり下げたりできるようになるのです。ちなみに、音量の調整を表示させたときは7段階くらいで7のフルボリュームになっていました(なんとまあ恐ろしい)。私はこれをすかさず1にまで下げました。でも、1どころか音量をゼロにすることもできるので、今度は無音にしてしまおうかな。

 今後はときどきこの西友を利用して、セルフレジの音量を1台ずつ順番に1にしていけば、いずれすべてのセルフレジの音量が1になるだろうか。まあ、そんなことをしても、すぐ7に戻ってしまうのがオチでしょうが。
 何も音量をゼロや1に固定しろとは言わないけれど、せめて7段階なら、真ん中よりちょっち下の3ぐらいがデフォルトになっていれば我慢できるのに。そう店員に言って、朝、レジを開けるときは必ず音量を3に設定してくれと提案してみようかとも考えています。

 そういえばスーパーで思い出したのですが、昨年「コストコ」というアメリカ発の会員制スーパーに行ったことがあります。うちからは電車とバスを乗り継がなければならないのですが、新聞のチラシに「1日無料会員権」みたいなものが挟んであったので、どんな店か見てみようと物見遊山の気分で出かけたのです。

 いやあ、コストコはいいですな。なんと体育館みたいなだだっ広い店内には、天井からのBGMが一切流れていないのです。完全に無音です。これは日本の小売店では絶対に考えられないことです。それから、どの売り場にもラジカセや液晶モニターの宣伝放送がありません。だから、客もみんな落ち着いてゆったりと買い物をしていたし、ガキどもが音楽や店内放送に煽られてキーキー叫び回るという、阿鼻叫喚の地獄絵図を見ることもありませんでした。
 唯一の例外は家電製品の売り場で、ここではテレビやパソコンがかなり大きな音を垂れ流していたのですが、それも店内が広いだけに少し離れて別の売り場に行けば聞こえることはありません。
 それよりも問題は、肝心要の生鮮食品売り場。せっかく静かな店内なのに、ここだけは試食を勧める店員が何カ所かでキンキンと甲高い声を張り上げ続けていました。「コストコはいいですな」と書いておいてそれをすぐに覆しますが、これがあるだけでもう買い物をする気になりません。

 コストコは肉なら最低でもキロ単位、お菓子や調味料などもケース単位といった、とんでもない量のまとめ売りをしているスーパーなので、一人暮らしの私にはそもそも買えるものがありませんでした。だからレジも利用しなかったので、そこでどのような接客をされるのかわかりません。しかし、店内をぐるぐる歩き回った感想としては、せっかく余計なBGMや店内放送がなく買い物がしやすい環境なのに、生鮮食品売り場の店員の幼児的なけたたましさが、それをすべて台無しにしているというところですね。
 まあ、どのみちうちから近いわけでもないし、買えるものがなければ私の生活には無関係なのでどうでもいいのですが。

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カテゴリ:店・施設・商店街
東京メトロのBGMに抗議の電話をします
 前回のエントリーと同じネタですが、東京メトロの車内BGMについて。2月14日の東京新聞朝刊に、この件の記事が載り、本会の代表であるC・J・ディーガンさんのコメントも掲載されています。Web版にはないようなのでここに転載。

──────

BGM車両 必要ですか

 BGMが流れる車両は一月二十九日から走り始めた。《略》

 しかし、一部の市民からは「今の日本は音があふれているのに、さらに音を加えるなんて」と批判する声が上がっている。

 公共空間における拡声器音を減らそうと三十年以上の活動歴がある市民団体「静かな街を考える会」代表で英国籍の翻訳業C・J・ディーガンさん=東京都青梅市=は「アナウンスなどの上に音楽が『騒音』として乗っかっているだけ。海外では公共の空間で日本ほど放送やメロディーは流れてはいない。日本では生まれた時から音に囲まれ、気にならない人も多いと思うが、苦手な人もいる。駅の『発車メロディー』のようにあちこちで流れるのは困る」と訴える。

 仏教大の田山令史教授(哲学)は、この話を知り、一九九〇年代に京都市バスの車内で流された音楽をめぐる議論を思い出したという。同様に癒やし系の音楽だったが、田山氏らが反対の意思を伝えると、京都市交通局は当初、「賛成する人も多い」と退けた。しかし結局、数力月後には放送はストップとなった。

 田山氏は「反対意見が結構あったのだと思う。音楽は人の心にじかに入ってくる。公共交通機関内の身動きができない姿勢で、一方的に音楽を聞かせることは遠慮するべきだ。日本は同調圧力が強いと言われるが、電車内での音楽も、同調を強いる意味があるのではないか」と主張する。

 田山氏はこれまでも、駅やデパートでの「お下がりください」や「手すりにおつかまりください」などといった放送は過剰だと指摘してきた。「親切に注意をしているようで、必ずしも公共の安全を考えているわけではなく、何か起こった時の保身のためという意図も透けている。コミュニケーションのあり方として、いま一度考えるべきではないか」

BGM車両 必要ですか

──────

 仏教大の田山令史教授というのも、本会の会員かどうか私は知らないのですが、記事で紹介されているように、以前から「余計な拡声器放送はやめてくれ」という発言を続けている方ですね。

 今回の記事は、東京メトロのBGMに批判的な意見でまとめられています。それが新聞特有の「バランス感覚」を示すアリバイ作りのためなのか、本当に記者が問題意識を持って書いてくれたものなのか、私にはよくわかりません。
 でも、最近では「氾濫する拡声器音」に反対する切り口の記事を見かけることなどほとんどなくなったし(「うれちぃー」「元気が出る」「にぎやかでいいじゃないか」「癒されるわあ」ばかり)、本会が新聞に取り上げられることも珍しくなってしまったので、このような記事が掲載されたのはよかったと思います。

 とはいえ、この程度の記事が出たからといって、東京メトロの拷問のような仕打ちが終わるとは思えないし、このBGMに反対する人が増えることもないでしょう(どうせ「うれちぃー」「元気が出る」「にぎやかでいいじゃないか」「癒されるわあ」ばかりだろ。ケッ)。
 それに、今回のBGMのどこが問題なのかを詳細に指摘すれば、そこには1冊の本になるほど日本社会の根深い問題があるというのに(一言でまとめれば、この国は中身が伴わない「お経国家」であるということ)、短い記事では「苦手な人もいる」とか「一方的に音楽を聞かせることは遠慮するべきだ」といった、個人の好き嫌いを根拠にしたわかりやすい意見の表明になりがちです。
 まあ、それは当たり前のことなんですけどね。私がいくら「ラ・ムー」の曲が好きでも、地下鉄の車内で「聞け」と押し付けられる筋合いはないということです。
 あ、ラ・ムーをバカにする奴は、どら焼きの角に頭ぶつけて死んでしまえ!

 そんなことはともかく考えれば考えるほど、この東京メトロのBGMは放置しておくわけにいかない大きな問題なので、私はメトロに苦情を言いますよ。面倒臭いからしないつもりだったけれど、やはりそういうわけにはいきません。相手が根を上げるまで何時間でも電話で理路整然と抗議します。
 昨日、スーパー銭湯に行ったらのぼせて目がぐるぐる回ってしまうという、まるで小学生のようなことをしでかしてしまったので、体調が落ち着いたらですけどね。

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カテゴリ:駅・車内
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■プロフィール

Author:S.B
市民グループ「静かな街を考える会」会員S.Bのブログ。日本の街にあふれるスピーカー騒音や絶叫騒音、うるさい接客、醜い景観などの問題について書き綴っています。

下記の「カテゴリ」から、気になるテーマを選ぶと読みやすいと思います。また「ブログ内検索」で検索すると、その言葉の含まれたエントリー一覧が表示されます。

「静かな街を考える会」については、このブログのトップエントリーで簡単にご説明しています。詳しくは「静かな街を考える会」のホームページをご覧ください。

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